日本のオーケストラ初、『日本フィル』の創立期ライブ音源をハイレゾで

【芸術報道】 令和三年三月十二日より日本フィルハーモニー交響楽団(理事長:平井俊邦)は、文化庁の二年度・戦略的芸術文化 創造推進事業「文化芸術 収益力強化事業」の一環として同楽団の自主レーベル『JAPAN PHILHARMONIC ORCHESTRA RECORDINGS』から日本のオーケストラとして初となる歴史的音源の本格配信を開始する。

同月に七作品をリリースする。


同楽団は「あらゆる人々へ、世代へ、地域へ、世界へ」を活動の指針とし、社会的活動を含む多くの事業を行っている。コロナ禍でライブの演奏会への来場が困難と感じるユーザへ音楽を楽しめる機会を増やす為に、創立六十五周年を迎える本年に自主レーベルを設立した。音源の活用強化が目的。七作品以降も七十曲を継続的に配信していく予定。



以下が同月の七作品。二以降は、創立期の音源「オープンリール」からハイレゾ・マスタリング。スラッシュは二以外、指揮者。

  1. 「尾高惇忠:管弦楽作品集」ピアノ協奏曲/交響曲《時の彼方へ》/広上淳一(画像上)
  2. モーツァルト:クラリネット五重奏曲/ベニー・グッドマン(クラリネット)
  3. ブラームス:ハイドンの主題による変奏曲/シャルル・ミュンシュ
  4. ベートーヴェン:交響曲第9番「合唱」/同
  5. シェーンベルク:ワルシャワの生き残り/渡邉曉雄
  6. 黛敏郎:涅槃交響曲/同
  7. モーツァルト:交響曲第29番/齋藤秀雄


以下は四月以降で配信予定。

  1. ショーソン:交響曲/ジャン・フルネ
  2. ヘンデル:合奏協奏曲Op.6 第5番/イゴール・ マル ケ ヴィッチ
  3. ハイドン:チェロ協奏曲/渡邉曉雄
  4. ブラームス:アルト・ラプソディ/同
  5. ドヴォルザーク:スターバト・マーテル/同
  6. 野田暉行:交響曲第1番[日本フィル・シリーズ第17作、世界初演]/同
  7. グラズノフ:ヴァイオリン協奏曲/齋藤秀雄

「創立期のライブ音源」主な配信サイト。ストリーミングのみ。

  • 国内配信サイト:LINE MUSIC、AWA、dヒッツ、レコチョク、楽天ミュージック
  • グローバル配信サイト:Apple Music、Spotify、Amazon Music、YouTube Music、Deezer(ハイレゾ対応サービスあり)、Facebook/Instagram(ミュージックスタンプ)

画像:㈶日本フィルハーモニー交響楽団

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