【美容報道】 令和三年三月十六日にオンラインにて明治(代取:松田克也)は、『フラクトオリゴ糖 啓発セミナ』を開催した。「新潟薬科大」松本均と「京大」木村亮の両教授がFオリゴ糖の科学的知見を説いた。Fオリゴ糖は血糖値の上昇が砂糖より小さくなり、肥満を抑え、腸内環境(フローラ)の改善に繋がる。
同社はFオリゴ糖を四十年以上も研究している。
松本教授は「Fオリゴ糖入りアイス・チョコの試験結果」について発表。試験の結果、Fオリゴ糖配合のバニラ アイスとミルク チョコレートの摂取後の血糖値上昇が小さくなる事が分かった。同社の商品では「オリゴ スマート」シリーズとしてアイスとミルク等を販売している。筋トレ時のプロテインだと「SAVASプロ WPIリカバリー」等にFオリゴ糖を配合している。
<摂取目安>
ポイントは「短鎖脂肪酸(SCFA)」。これは腸内にて発酵される成分。松本教授(写真上)はSを「脂肪を燃やし易くする。或いは脂肪の蓄積をし難くする。ダブルの効果で働く。所謂、スーパー成分。」と断じた。Fオリゴ糖は腸内でSを増やす。
一日の目安となる摂取量は、一㌘/日で腸内フローラの改善(善玉菌の増)、三㌘/日で整腸作用が得られる(Sの増)。継続摂取が重要との事。上限として男性は「体重×〇.三㌘」、女性が「体重×〇.四㌘」。この上限を超えると、お腹が緩くなると言う。
ホルモンとインスリン
木村教授(写真上)はFオリゴ糖摂取による肥満抑止のメカニズム「腸内細菌由来 短鎖脂肪酸における宿主エネルギ代謝機能制御」を発表。新発見。太り難い身体を造る為には、どうしたら良いのか。基本は以下の二点。
- 運動等でエネルギを消費し、脂肪を減らす
- 過剰な食事を減らし、脂肪を増やさない
「Sは、食べ過ぎて得られた過剰なエネルギを消費する。後は脂肪を溜め難くする。」と簡潔にFオリゴ糖によって増えるSの効果を伝えた。そのメカニズムを説明した。Sが身体の働きを活発にする「ホルモン」を分泌。エネルギ消費が促進される。次いで、Sが脂肪の蓄積に働く「インスリン」の作用を抑える。結果、脂肪が溜まり難い身体が造られる。
Sは善玉菌の餌。なのでSの素である食物繊維や発酵食品、明治のFオリゴ糖等を継続的に摂取する事が肥満抑止の最善策となる。最新の科学的見地。これは翻って、食物繊維や発酵食品の不足及び運動不足により肥満に繋がるとも言えそうだ。
更なる詳細は以下の動画より。
記事:金剛正臣
画像:㈱明治
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