Curvyの祭典『Miss BumBum』で魅せたファッションセンス六名

【美容考察】 最近の美容トレンドとして、「Curvy(カーヴィー)」が世界を覆い始めている。先日に開催されたブラジル『ミス・ブンブン』がその走りともいえる。ミスコンは世界各地であるが、『ミス・ブンブン』ほどネット上の拡散が多いものは他にないだろう。それは影響力だ。そこで今年に選ばれた二十七名の女性の中から、ハイム的に女王以外の六名の女性を選抜。オフィシャル写真で、どの様なアピールをしていたかを考察する。

オフィシャル写真は、その女性の動画を見るかどうかの選定基準になるため、重要だ。ユーザからも投票を募っていたので、写真次第で得票数が変わる。写真は二種類。統一のオレンジ水着で統一ポージングと自身で選ぶ水着でオリジナルのポージングを行う。


リオデジャネイロ州代表のMC Sexyの腰囲は百十六㌢。今大会で最上級の数値だ。インスタでは十六万のフォロワを持っている。ストレートな黒髪をポーニーテールのようにまとめ、サイドは全て刈り上げていた。オレンジ水着での眼差しは、斜め上からしっとり見つめて、やや唇を突き出した。オリジナル水着では線の細い紫に強いピンクを選び、ボトムスに沿うように入ったリボンのような赤系タトゥにやや白い日焼け後の三階調で美をアピールした。



アマゾナス州代表のDany Ornelsは百五㌢。インスタが五万。「Curvy」を活かしたファッションセンスの高い私服写真を多く公開している。背中を半分ほど覆う長い黒髪は、ややウェービーで毛の量の多さが躍動感を出している。オレンジ水着では目をつむり、ドラマのワンシーンのようなショット。オリジナル水着は、トップが赤白のボーダーと唐辛子のような柄のリバーシブルで、ボトムスが黒のふんどし系Tバックにフリルが太腿上についた技あり仕様。ふんどし部は縦線が入りやすいように作られており、張りのあるプロポーションを映えさせた。

また透明な緑の浮き輪の小物で遊びを入れた。




マットグロッソ・ド・ソル州代表のNathalia Tamaraは、百十㌢。腰まで届くロングヘアは、こめかみ辺りから毛先に向って白へグラデーション。統一水着では艶っぽい眼差しでバストも主張し、背中と両脚に入ったタトゥーが静かに惹き立てた。オリジナル水着はトップがホルターの緑で、ボトムスは紐Tバックの黒。今大会では非常にアート性が高い写真を出した。右手にゴーグルを持ちながら、何らかのストーリー感ある写真や両脚の指を揃え女性の美しさを探求した写真、アマゾン川に潜む猛獣のような静かなワイルド感の写真となった。




パラナ州代表のDebora Santosは百五㌢。インスタは一万五千。赤毛と鼻が特徴的だ。オレンジ水着では赤毛をかき上げ、頬笑んだ。オリジナル水着は右脇の昇る錦鯉に合わせて、当たりの弱いレイボーの水着。生地感が印象的で、薄さと柔らかさが強い印象の彼女自体と対比させていた。クール ビューティと爽やかさのショットで臨んだ。




アマパー州代表のLuciana Beltrameは百五㌢。インスタは八千。ウェービーな金髪と二重がしっかりしたつぶらな瞳で、お淑やかな雰囲気の統一水着ショットとなった。オリジナル水着は茶系の装飾トップスに金色に近いマットなスポーツタイプのTバック。プロポーションのバランスは非常に美しく、各ショットもそれぞれがアートであるが、補正(修正)が他の女性よりも強過ぎる点が難点だ。ポージングもその金髪に合った、神々しさがあるだけに勿体ない。特に逆行的バックショットは逸品だ。




最後はペルナンブーコ州代表のJenny Mirandaは百十一㌢。しっかりと強調した眉やリップライナが濃いめの唇、金色の鼻ピアスでアマゾネス感をオレンジ水着で演出。しなやかな強い女性のショットとなった。オリジナル水着はデザイン性が高い変形バンドゥのトップスに至って控え目な黒の紐Tバック。うつ伏せの写真が複数あるが、それぞれで異なる印象を与える。爽やかグラビア風と髪を水に濡らしたアート的な写真だ。表情にも注目されたい。


細いだけがモデルの時代から、「Curvy」の登場によって体型的に肩身の狭い思いをする女性が世界的に激減した。一部の人間から押し付けられた偏った美(華奢な骨格や小さなお尻)から、その女性が生まれもった体型でも同じ様に称賛される時代になった。産後でも堂々と誇りをもてる。日本の男性には、まだまだ料簡の狭い偏見がはびこっている。民度が低いこと、この上ない。日本でも多くの女性達の心を軽くすべく、「Curvy」モデルの登場が期待されている。


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