【ビジネス報道】 令和三年四月にナイトワークを卒業し、一般職への転向を希望している若者・若手を専門に人材紹介サービスを提供する昼ジョブ(代取:坪嶋拓真)は、東京以外に大阪・福岡に拠点を設立予定である旨を発表した。同社の女性社員は全員元・ナイトワーカー。紹介対象は男女。
若者・若手のセーフティネット事案。
大阪では梅田駅周辺の「キタ」、難波駅周辺の「ミナミ」。福岡では「天神」と「中州」を中心に飲食店だけでなく、キャバクラやラウンジ、スナック、ホスト等の売上げもコロナ禍で激減。経営危機に陥り、収入が減り、働く先がなくなるナイトワーカーは後を絶たない。
同社の登録者数は昨年三月に前月比で一.四倍に増加。二度目の緊急事態宣言が発出された本年一月に前月比で一.七倍に増加した。
同社は「昼ジョブ」「メンズ昼ジョブ」への登録者へスタッフがカウンセリングを行う。今までの生い立ちや現在の生活も含め、じっくりと話を聞き、夜職を辞め昼職に従事する意思を確認した上で、本人の希望や人材にマッチする企業を提案。選考へと進める。他にも、ビジネスマナーやPC操作の研修も行う。
開業から三年目だが、密なコミュニケーションによって離職率は低く、しっかりと活躍できる人材を輩出できる、と自負する。
キャバ嬢やホスト、風俗嬢等は昭和的偏見の「職業の貴賎」により、行政の救済が未だ届かない。また民間も大会社を中心に、企業イメージ等を理由にナイトワーク関係を忌避する傾向がある。しかし、彼等も一国民であり、主権者・有権者である。「職業による差別」は許されない。何よりも日本国を担う若者・若手を排除してはならない。
報道府も報道機関として職業による差別を打破したい。
写真:㈱昼ジョブ
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