五~七月に『人権教育リーダー養成講座』、参加型の人権教育プログラムを実施可に

【教育報道】 令和二年五月から七月に掛けてガールスカウト日本連盟(会長:和田照子)は、性別に関係なく互いを尊重し合う人間関係を推進し、一人ひとりが可能性を最大限に発揮できる社会を実現する為の担い手となる『人権教育リーダー養成講座』を開催する。


対象は、青少年の教育に携わる十八歳以上(高校生を除く)。本講座はガールガイド・ガールスカウト世界連盟と国連女性機関が共同開発。人権教育リーダーになると、参加型の人権教育プログラム「わたしの声とみんなの声」を実施できる。平成二十七年からの六年間で、一千人の人権教育リーダーが誕生した(報道現在)。


コースは金曜日・土曜日・日曜日の三コース。研修形態は、自己学習とオンライン研修の混合型学習形式(ブレンディッド・ラーニング)。講師は、ガールスカウト日本連盟認定トレイナ。


「わたしの声 と みんなの声」プログラム

 ワークショップ(参加型学習)形式で行う年代別教育プログラム。本プログラムでは、知識を中心に教え込む従来の学習形態と異なり、どの発達段階においても自ら考え、話し合い等の体験を通して学ぶ。以下の三つを目指す。


  1. 知る;ジェンダの不平等に起因する問題について理解し、自らの権利を学ぶ
  2. 声を上げる;同年代同士で、問題解決の為に行動を起こせる様になる
  3. 備える;自分や友達が差別や暴力に直面した時に備え、スキルを高める


具体的には「小学校低学年・高学年向け」「中学生・高校生年代向け」「学生年代と若い女性向け(十八歳から二十五歳)」に分けている。プログラムの例として、おもちゃ・遊びのルール・絶対反対・ニュースの中の人間関係・仲間を支える方法・キャンペーンをしよう・セクハラや性暴力対策等がある。


画像:㈳ガールスカウト日本連盟

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