二十代がテレワークを止めたい理由|あしたのチーム調査レポート

【ビジネス報道】 令和三年五月十八日にあしたのチーム(代取:赤羽博行)は、調査レポート『コロナ禍のテレワークと人事の課題』を公表した。本調査は二年に同社が実施した調査「テレワークと人事評価」と比較している。


調査期間は二年三月から本年三月。対象は全国の二十代から五十代の会社員で、同期間に平均週二日以上のテレワーク、又は平均週二日のテレワークをした部下がいる上司。


「自社の人事評価制度をテレワークの実態に合わせて見直し・改訂すべき」と考えるが八割以上。既に改訂が行われた企業は一割強に留まった。コロナ禍でテレワーク導入が急拡大して一年が経過したものの、人事評価制度のテレワーク対応は進んでいない事が判明した。テレワーク時の人事評価が難しいと思っている。


勤務の状況が見えにくさの改善として、「チームミーティング(オンライン含む)の回数を増やす」「毎日スケジュールやタスク共有」「細かく業務報告」等で八割も「改善された」と。今後、希望する働き方は「週の半分はテレワーク、半分は出社するハイブリッド型」が六割と最多、「毎日テレワークで働く」の二割と合わせ、八割以上がテレワーク継続を希望した。



テレワーク上の機会損失

 またコミュニケーションについて、上司と部下のツールに「オンライン会議」が八割、「メール」は八割弱、「電話」は六割強となった。最も円滑なツールの首位は「オンライン会議」の五割弱で、年代による差がなかった。文字ツールは若年は「チャット・SNS」、年長は「メール」を支持した。


二十代がテレワークを止めたいと思った理由も聞いた。上図は、部下の育成やマネジメントに関し、テレワークによって機会が失われた事。


  1. 「業務上の不便が多いから」
  2. 「気軽に相談がしにくいから」
  3. 「仕事が単調になりがちだから」
  4. 「孤独だから」
  5. 「上司・部下・同僚とお互いに仕事ぶりが見える方が安心だから」

画像:㈱あしたのチーム

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