二十歳未満の若者は『憲法前文』を改正すべきが二割

【社会報道】 令和三年五月二十一日に日本財団(会長:笹川陽平)は、第三十七回『十八歳意識調査 憲法前文』を公表した。対象は全国の十七歳から十九歳男女。マスコミや広告業関連は除外した。回答数は一千人。四月調査。


憲法前文の改正につき、二割も「厳しい現実を踏まえ改正すべきだ」とした。「前文はあくまで理想の宣言であり、このままで良い」「分からない」は共に四割。報道府は憲法前文の改憲案を三日に提示した。


今回の若者達が憲法前文を「読んだ事がある」のは、四割。読んだ時期は「小学」が一割強、「中学」は六割弱、「高校」は三割。内容が「分からなかった」のは、四割弱。内容が「分かり難かった」が五割、「分からない点がある」は三割強。


以下が分かり難かった・分からない点の類型。

  1. 単語や言葉遣いが難しい・堅苦しい表現
  2. 普段使わない言葉や古い言い回し
  3. 文章が長い
  4. 読み難い・見難い
  5. 遠回しな表現・抽象的な表現
  6. 漢字が難しい



歴史・伝統・文化等

 日本国憲法の三原則「国民主権・基本的人権の尊重・平和主義」が読み取れなかったのは、二割。特に基本的人権の尊重は、二割強が前文から読み取れなかった。この基本的人権の尊重につき、前文に明記すべきか否かを問うた。「必要である」が四割、「第十一条に明記されており必要ない」は二割、「分からない」は三割強。


また、固有の価値としての「歴史・伝統・文化等」を前文に明記すべきか否かを問うた。「必要である」が三割、「必要ない」は三割弱、「分からない」は四割。更に前文に明記すべき項目も今回の若者達へ問うた。以下が各回答。降順。


  1. 天皇を国民統合の象徴とした民主的国家であるという国のかたち
  2. 分からない
  3. 共生の理念、家族家庭の大切さ
  4. 我が国がこれまで歩んできた精神文化和の精
  5. 愛国心の涵養(カンヨウ、自然に染み込む様に養成する事)



二十歳に満たない若者達が憲法前文に対し、真剣に考えた。


0コメント

  • 1000 / 1000