新指標『日経アジア300指数(Asia300)』を利用する価値

【ビジネス ニュース】 平成二十八年十二月一日に日本経済新聞社(代取:岡田直敏)は、アジア十一ヶ国・地域から三百社超の有力企業を対象とした株価指数『日経アジア三百指数(Asia300、亜三百)』の公表を開始した。二日にレポート「日経アジア三百指数 データが示す成長力」も公表。対象指数はASEAN、中国、香港、韓国、台湾、インドネシア、マレーシア、フィリピン、シンガポール、タイ、ベトナム、インド指数。


基準は昨年十二月一日を一千とする。本レポートでは、亜三百が世界の主要株価を上回る水準で推移してる点をアピール。直近十年間で約二倍となった理由を、中国のGDP成長率とASEAN域内の企業への成長期待とした。十一ヶ国・地域を其々で算出する中で、最も伸びた国がフィリピンだった。GDPの二倍の上昇率だ。マレーシア以外は株価とGDPが二倍以上となった。



中小企業も財テクの対象か

 また亜三百の時価総額ランクと企業実力ランクを其々三十位を掲載。時価総額では、首位より韓国・サムスン電子の千四百七十三億㌦、中国・騰訊控股 (テンセント)の千三三十五億㌦、台湾・台湾積体電路製造(TSMC)の千二百八十六億㌦。企業実力は、シンガポール・スターハブで十一億㌦、香港・恒基兆業地産で五十四億㌦、台湾・大立光電(ラーガン・プレシジョン)で百十億㌦となった。


亜三百の企業一覧は日経にて公開中。亜三百の対象である株式は、「アセアン株式/楽天証券」等で取り扱う。中小企業等も亜三百の銘柄を「投資その他の資産(B/S)」に組み込む手立てもある。尚、「投資その他の資産(B/S)」は、「他の企業への資本参加を目的とする投資」「長期の利殖を目的とする投資」「その他の長期性資産」の三種。


画像引用:日経アジア300指数 データが示す成長力/日本経済新聞

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