【ビジネス報道】 経団連（会長：十倉雅和）は、令和三年五月二十八日に本年の『春季労使交渉・大手企業 業種別回答状況』を第一回集計を公開した。了承・妥結含。加重平均。
春季労使交渉とは、労組が使用者（経営側）と月給やボーナス等の労働条件について要求し、交渉する事。
調査対象は原則、東証一部上場、従業員五百人以上、主要二十一業種の大手二百四十九社。十九業種百三十六社（五十四．六㌫）の回答を把握。内、四十七社は平均金額不明等の為に集計から除外。括弧内は一社当たりの単純平均。パーセンテージはアップ率。
＝令和三年＝
総平均（八十九社）：六千四十円（五千七百八円）、一．八二㌫（一．七九㌫）
- 製造業平均（八十二社）：六千二百四十二円（五千五百九十八円）、一．八八㌫（一．七八㌫）
- 非・製造業平均（七社）：四千八百六十九円（七千一円）、一．四二㌫（一．八八㌫）
＝令和二年＝
総平均（八十九社）：六千七百四十五円（六千八十円）、二．〇三㌫（一．九一㌫）
- 製造業平均（八十二社）：六千七百六十二円（五千九百五十六円）、二．〇五㌫（一．九〇㌫）
- 非・製造業平均（七社）：六千六百四十八円（七千五百三十四円）、一．九三㌫（二．〇〇㌫）
以下は本年のアップ率順。太字の業種は平均以上。（従）は従業員平均（一部組合員平均を含む）。集計社数が二社に満たない場合等は数字を伏せるが、平均には含まれる。回答・妥結額は定期昇給（賃金体系維持分）等を含む。
- 建設（三社）；一万五百六十一円、二．一三㌫
- 自動車（十五社）；七千七十五社、二．〇八㌫
- 機械金属（二社）；六千八百七十三円、二．〇六㌫
- 繊維（十四社）；六千三百九十円、二．〇〇㌫
- 印刷（一社）；非公開、一．九八㌫
- 造船（五社）；五千八百十四円、一．八八㌫
- 商業（一社）；非公開、一．八二㌫
- 非鉄・金属（八社）；五千六百八十八円、一．八〇㌫
- 電気（九社）；五千八百三十七円、一．七三㌫
- 食品（六社）；五千六百四十二円、一．七二㌫
- 紙・パルプ；四千八百三十七円、一．五九㌫
- 化学（八社）；五千百三十一円、一．四九㌫
- 貨物運送（一社）；非公開、一．三二㌫
- 鉄鋼（九社）；三千七百四十二円、一．二七㌫
- 私鉄（二社）；（従）三千四百十六円、一．〇六㌫
画像：経団連会長に住友化学会長の十倉氏、中西氏は病気で退任／産経新聞、ベースアップ（ベア）とは 基本給を一律引き上げ／日本経済新聞
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