【芸能ニュース】 平成二十九年一月二十一日に東京・新宿にて映画『新宿スワンⅡ/ソニー・ピクチャーズエンタテインメント』の初日舞台挨拶が行われた。登壇者は綾野剛(壬戌)、浅野忠信(癸丑)、広瀬アリス(甲戌)、深水元基(庚申)、金子ノブアキ(辛酉)、上地雄輔(己未)とプロデューサ・山本又一郎(丁亥)に監督・園子温(辛丑)の八名となり豪華絢爛な布陣となった。
最初に挨拶した山本プロデューサは、先ずドナルド・トランプ(丙戌)米統領に自身が似ているという点で笑いを取り、脚本で苦労した旨を述べた。「最後に上がったのは三時間四十分の超長い脚本。」と演者らに負担を掛けつつも、全てのシーンを撮影したのでスピード感ある編集で二時間十三分になったと自負。本作を「恐らく、一時間三十分くらいの感覚で観れるんじゃないか。」とアピールした。
<トライストーンの実力>
当日の綾野は渋めで攻めた。「最後の共演者は皆さんだと思っています。」と切り出した。十六日に発表された『第四十回日本アカデミー賞』で優秀主演男優賞の受賞が映画「日本で一番悪い奴ら(二〇一六)/東映」で決まった事を受け、「非常にしっかり走らないといけない年だという気がしていて。」と重みを感じていた。「私にとって新宿スワンというもの自体が、自分にとって未来を見る喜びを与えてくれた作品。」と運命的なコメントを吐露。今や未来の言葉を散りばめながら、時間と生きる事を哲学していた。
また世界の映画で活躍する浅野に対し、役者としての匂いの違いを伝えた。
ライバル役の浅野は「やっぱり、パート1からの人達の勢いが凄いんですね。」と演者の人間力を突き、現場で演者が“出来上がっている”と緊迫感を伝え、精一杯の演技で応えた。ヒロイン役の広瀬は前作を一般客として観賞していた。「迚も不思議な感覚になりました。現場に常に黒い服を着たおじさん達、あ。黒い服を着たお兄さん達が常に沢山いたので、ちょっとびくびくしながら撮影現場に入ってました。」とコメント。綾野に対しては「全て受け止めて下さる。」と紳士であった旨を伝えた。
口数が少なかった園監督は本作の「PRODUCTION NOTE」によれば、広瀬が務めるクラブのママ役・山田優(甲子)が五十四人の美女を引き連れて会場に現れるシーンを拘った模様。
山本プロデューサは綾野や小栗旬(壬戌)、miwa(庚午)の所属するトライストーン・エンタテイメントの代取でもあり、脚本家でもある。映画「あずみ(二〇〇三)/東宝」「ルパン三世(二〇一四)/東宝」等を手掛け、現代の日本映画界で実績高いプロデュース力を発揮する。水島力也の名で脚本を担当した本作は、興行収入が十三億円を超えた映画「新宿スワン(二〇一五)/SPE」の続編。トライストーン・エンタテイメントが製作プロダクションだ。
=ストーリー=
スカウト会社・新宿バーストのエース格となった白鳥龍彦は、勢力拡大を目論む社長・山城の 命により、幹部の関玄介と共に横浜へと送り込まれる。しかしそこは、タキと呼ばれる男が支配する難攻不落の王国だった。早々に手荒い洗礼を受ける龍彦たち。警察やヤクザとも 裏取引をするタキの謀略によって窮地に陥った新宿バーストは、龍彦を破門することで事態を回避しようとするが・・・。
「オレは歌舞伎町の番犬だ。この街守るためだったら
何でもすんだよ!」新宿と横浜は全面戦争へと突入。龍彦は逆襲の狼煙をあげる!
=クレジット=
映画タイトル:映画『新宿スワンⅡ』
プロデューサー:山本又一朗
脚本:水島力也
監督:園子温
原作:和久井健『新宿スワン』(講談社「ヤンマガKCスペシャル」所載)
キャスト:綾野剛、浅野忠信、伊勢谷友介、深水元基、金子ノブアキ、村上淳、久保田悠来
上地雄輔、広瀬アリス、高橋メアリージュン、桐山漣、中野裕太/ 中野英雄、笹野高史、要潤、神尾佑、山田優、豊原功補、吉田鋼太郎/椎名桔平
配給:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
公開日:2017年1月21日
©2017「新宿スワンⅡ」製作委員会
映画『新宿スワンⅡ/㈱ソニー・ピクチャーズエンタテインメント』初日舞台挨拶
記事:荒田雅×撮影:金剛正臣
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