子どもは国会中継から、若者は政策から政党へ期待|第四回『学校総選挙』

【政治報道】 令和三年七月十六日にCCCマーケティング(代取:北村和彦)は、第四回『学校総選挙 あなたが期待する政党は?』の投票結果を公表した。投票数は五千票。対象は十歳から二十九歳。


六月下旬より七月中旬に掛けて投票期間を設けた。本プロジェクトは、中学生から二十代と政治・社会を繋ぐ社会貢献事業。期待政党を問うのは二回目。


以下が子ども・若者の期待する政党のランキング。括弧内は前回比。

  1. 自民:五十.八㌫(▲十三.六㌫)
  2. 立憲:九.二㌫(二.四㌫)
  3. その他:八.七㌫(五.一㌫)
  4. 維新:七.五㌫(一.六㌫)
  5. 国民:七.一㌫(二.三㌫)
  6. 公明:五.三㌫(一.五㌫)
  7. 新選組:四.五㌫(一.〇㌫)
  8. 共産:三.六㌫(一.二㌫)
  9. N党:二.三㌫(▲一.四㌫)
  10. 社民:一.〇㌫(▲〇.三㌫)



子ども・若者の期待は「自公連立」で五十六.一㌫、「左派連合(立国新共社)」で二十五.四㌫。「全右派(自維N)」は六十.六㌫、「全左派(立国公新共社)」は三十.七㌫


減らしたのは自民・N党・社民の三党。他は増やした。「日本第一党」等のその他は倍増し、第三位。その他を選んだ子どもは「現状どこの政党も期待できないと感じます。(男十五歳・新世代)」と。若者は「期待している政党はない。互いの言動を批判し合うだけで、国をより良くしていこうという精神が感じられない。(男二十三歳・脱ゆとり世代)」と。





<各政党へのコメント>

 第一位・自民へ若者は「コロナ渦の見通せない状況下でも迅速な対応を行っていたから。(女二十二歳・脱ゆとり)」や「今まで戦後の日本で政権を取ってきた実績があるから。(男十八歳・脱ゆとり)」と評価がありつつも、「他の党よりマシなだけで期待値は低いです。(女二十九歳・ゆとり)」や「他の政党に投票してもマニフェストが実現される気がしないので、消去法です。(男十八歳・脱ゆとり)」と手厳しい。



※太字と下線部は国会・政策関連

第二位・立憲へ子どもは「枝野代表の国会論戦を聞いて、正義感のある優秀な政治家だと感じた。(男十六歳・新世代)」と国会中継をチェック。若者は「野党第一党として与党に代われる存在感を示して欲しい。(男二十九歳・ゆとり)」と好意的なコメントを公表した。


第四位・維新へ若者は「ダメな所もあるけど、それでもやっぱり大阪の政治を良くしてくれた。(男十八歳・脱ゆとり)」や「発足時も今も、トップの推進力とリッダーシップに勢いがかなりある。革新には勢いも必要。(女二十五歳・ゆとり)」と好意的なコメントのみを発表。


第五位・国民へ子どもは「先日の党首討論で具体策を並べており、唯一討論の形を成していた。提案型野党としてこれからの野党を担う事を期待する。(男十六歳・新世代)」と国会中継から判断。若者は「与党に対してただただ批判するのではなく対案を提示したり、政策が同じ場合は同調するという姿勢が良い。(男二十一歳・脱ゆとり)」と男の好意的なコメントのみを発表。



第六位・公明へ子どもは「与党である為、自民党の暴走をある程度止める効力がある。(男十六歳・新世代)」と。若者は「自民党に全て従う姿勢ではなく、まあまあ良い関係を築いているから。(男二十五歳・ゆとり)」と。


第七位・新選組へ若者は「古い時代を切り壊してくれそうだから。若者目線の政党だから。(女二十五歳・ゆとり)」や「政治を良くしようという心意気がみられる。そこに具体的な政策も存在するし、人材がいる(男十九歳・脱ゆとり)」と。


第八位・共産へ若者は「政策が一貫しており、全ての政党の中ではマシだから。(男二十二歳・脱ゆとり)」や「最も弱者に寄り添う立場だから。オリンピック開催反対や、同性婚やジェンダ平等の実現を掲げていて革新的。(その他十九歳・脱ゆとり)」と。


第九位・N党へ子どもは「新しい事にチャレンジしようとしている為。(男十三歳・新世代)」と。若者は「最近はNHK問題だけでなく様々な諸問題に取組んでいる点と浜田聡 参院議員と丸山穂高 衆院議員の活躍が素晴らしいから。(男十九歳・脱ゆとり)」と。


第十位・社民へ若者は「選択的夫婦別姓や雇用のジェンダ平等と社会での男女格差にも触れた政策を掲げている所に好感が持てる。(女二十八歳・ゆとり)」や「国民の経済・教育格差是正に最も真摯に向き合っており、労働者目線の政党であると感じるから。(男十八歳・脱ゆとり)」と。


画像:FPhime、CCCマーケティング㈱

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