【社会報道】 東京都(知事:小池百合子)は、令和三年八月二日に板橋区・都立「高島高」における個人情報の漏洩について対応と再発防止策を発表した。七月二十九日に百七十八人分の中学生・保護者のメールアドレスが漏洩していた。
同校の担当教諭は「学校見学会」の参加希望者へ中止の知らせをする際に、本来は隠し同報(Bcc)欄に入力する所を誤って宛先(To)欄に入力して一斉発信。個人情報(メールアドレス)が流出する事故が発生した。同日中に保護者からの連絡により、都による個人情報の漏洩が判明した。
これを受け、都は同日中に被害対象の百七十八人に対し、メールによる謝罪と誤送信したメールの削除を依頼。また、改めて電話による謝罪も行った。
再発防止策は以下の通り。
- 学校が個人情報を厳正に管理する
- 教職員に対して情報セキュリティの教育・指導を徹底していく
- 都民等に対してメール送信を行う場合は、複数の担当による送信先等の確認を徹底していく
- 全都立学校長に対しても、個人情報の取扱い等について再度周知徹底を図っていく
二日時点で、二次被害等の報告は受けていない。都は「関係者の皆様には多大な御迷惑をお掛けし、深くお詫びを申し上げます。今後、この様な事が無い様、情報管理を徹底して参ります。」と反省した。
しかし、都の文言は「漏洩」ではなく「流出」だった。保護者だけでなく、子どもの個人情報の取扱いに不備があったにも関わらず、セキュリティ意識が数段低い模様。罪を犯す者は、こういった信頼性高い情報を見逃さない。
写真:FPhime
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