【人生・社会報道】 令和三年九月八日に実践スクール事業を行うバンタン(代取:木村良輔)は、将来やりたい事や成りたい進路がある高校生・一千人と社会で活躍中の三十代・一千人を対象に、将来の進路やコロナ禍による就きたい職業への志望度の変化について行った調査結果を公表した。
調査時期は五月。第三「緊急事態宣言」後。
高校生(脱ゆとり・法学世代)は、五割弱が親等から就きたい職業を否定された経験があった。高校生の九割以上が自分の好きな事や得意な事を仕事にしたいと思っている一方、親等から「安定した仕事に就いて欲しい。」「希望の仕事に就けないのではないか。」と言われた回答が挙がった。
三十代(氷河期・プレッシャ・ゆとり世代)は、五割が高校生時代に進路に関して否定的な事を言われても、「自身のやりたい事を仕事にしている。」と回答。本調査結果から将来について周りから否定されたとしても、自身の好きな事や得意な事を仕事にすると、キャリアの満足感を得る事ができる点が分かった。
親等から否定的な事を言われても、七割の高校生は就きたい職業を変えなかった。就きたい職業と異なる進路に選んだ高校生は一割以下に留まる。否定的な事を言われた事で就きたい職業を変えた高校生は「後悔すると思う(二割弱)。」「多分、後悔すると思う(三割弱)。」と感じている。一方、変更した事を「後悔しないと思う。」は二割いた。「どちらとも言えない。」状態も四割弱いた。
三十代が自身のキャリアに満足している理由は以下の通り。
- 好きな事や得意な事を仕事にしたから
- 活躍できる仕事だから
- 思い描いた進路に進めたから
- 評価されている職場だから
- 今後、活躍できる業界・職種だから
本調査では収入面の項目は無かった。「精神的な満足度」は三十代の調査結果を視る限り、自身の意思を通して就職した方が良さそうだ。他方、「金銭的な満足度」では如何様であろうか。ベストは精神的にも金銭的にも満足度が高い事であるが、この二つはトレードオフの関係になり易い点にも留意が必要であろう。
人生には、そういう大きな意思決定ができる愉しさがある。
画像:㈱バンタン
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