稲荷町の銭湯「日の出湯」で『はだかの学校』プロジェクト、二十七日から

【社会報道】 東京・上野稲荷町にある銭湯「日の出湯」にて、REBIRTH PROJECT(代表:伊勢谷友介)とアサツーディ・ケイ(9747.T1)が共同で『はだかの学校』プロジェクトを平成二十九年三月二十七日に始動させる。


本事業は銭湯にて地域コミュニティの活性化を目指すものだ。地域の学びの場として、風呂の中で授業を行うという新発想のイベントを行う。授業内容は地域や銭湯に所縁があるもの。「誰でも先生、誰でも生徒」を合言葉に参加ができる。二十七日に第一回を開催し、四月以降も定期的に開催する予定。入浴料のみが必要となる。



一、銭湯で地域を学ぶ、地域に親しむ

 江戸時代の頃、銭湯は庶民の憩いの場としてにぎわっていました。お湯につかれば年齢や肩書も関係なく、誰もが素の人間になる。包み隠しなく、互いの本音を言い合える関係のことを「はだかのつきあい」といいますが、銭湯は本来そんな交流が生まれる場所だったのだと思います。

また、地域に目を移せば、社会から益々孤立し、“日常生活の中で誰かと話すことがほとんどない”“困ったときに頼れる人がいない”というお年寄りは増加傾向にあります。『はだかの学校』は、銭湯での学びを通して、地域交流を活発化させ、ご近所づきあいのきっかけとなる場を提供したいと考えます。


二、銭湯の新しい価値をつくりたい

 昭和四十三年をピークに、銭湯の数は減り続けており年々そのスピードを加速させています。廃業の理由は設備・建物の老朽化、経営者の高齢化、燃料の高騰、利用者の減少等、様々ですが、ここ十年で約四十㌫の銭湯が廃業となっています。

あらたな学びのカタチである「はだかの学校」プロジェクトをきっかけに、銭湯に近所の人がもっと集まり、地域の交流の場になっていく。そんな銭湯の新しい価値づくりにつなげたいと考えています。



また開校に先駆けてWebサイトが三月二十日にオープンする。『はだかの学校』に関する新しいニュースや講師・授業内容についても随時、更新していく。発起人は「日の出湯」オーナ・田村祐一。プロジェクト メンバにはマテリアル(代取:東義和)も名を連ねる。


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