映画『暗黒女子』の舞台挨拶で泣いた飯豊まりえ、明白男子による挨拶も

【芸能報道】 平成二十九年四月一日に東京・新宿にて、映画『暗黒女子/東映、ショウゲート』の初日舞台挨拶が行われた。W主演の一人である飯豊まりえ(戊寅)をはじめ、清野菜名(甲戌)、玉城ティナ(丁丑)、小島梨里杏(癸酉)、平祐奈(戊寅)、千葉雄大(己巳)と監督の取雲哉治(丙辰)の計七名が登壇した。最初、平と千葉の二人だけで登壇し、暗黒女子の対立軸である明白男子の体で役に入り切りトークショーを始めた。


スクリーンに表示された本作の標題を「間違えている。」と駄目だ出しし、平(写真上)が「皆さん、騙されていると思いますけど、この映画は今日しか公開されないんで。その辺、お願いします。」と兵庫出身の平はお嬢様言葉が板についていた。千葉が続き「後、十回くらい観て下さい『明白男子』。」と、女子の多い会場は大きな笑いに包まれた。「後のキャストは来れないんですけど。」と、平が話を進めていくと渋滞に巻き込まれた白石いつみ役を演じた飯豊らが到着した。


当日のファッションは、平を除き皆モノトーンで攻めた。飯豊は黒レザーのオーバーオール(スカート型)、清野(写真上)は全身黒でデコルテ ラインがシースルー、玉城は袖部が足首まで届くデザイン、平は膝上の大人シックな花柄、小島はデコルテと袖が目の粗いメッシュとハイセンスな演者達だった。


取雲監督(写真上)は挨拶で「公開でできて、本当に良かったな。」と本音を述べた。台湾での上映が決定した事も伝えられ、飯豊は「日本の女子はこんな(暗黒女子の様な)感じだよって。」とスマッシュを放ち、演者や観客に突っ込まれた。印象に残っているシーンとして演者らが闇鍋や屋上、「嫌だ。」、人形を差す、ティーパーティ等のキーワードが挙がった。


小島(写真上)は「この映画自体が全員悪女っていう事ではあるんですけど、その中でもキラキラした世界が印象的だな。」と見所を伝えた。本作には菓子が多く出てくる点もポイントだ。撮影時のエピソードの一つに、取雲監督が菓子の寄り画を撮ろうと思ったところ、菓子を演者らが既に食べられてしまっていて撮れなかったと。


軸となる文学サロンの中にはマッサージできる場所もあり、玉城(写真上)は「マッサージをしまくりましたよ、想いを込めて。」と、百合感を演出する為に念入りにマッサージに務めた。


千葉(写真上)に関して自身の出演シーンの印象を問われると、「自身が出ている所はちょっと、あまり自分では言いたくない。恥ずかしい。」と尻込み。司会が「結構、印象に残るシーンがありましたけど。」「(千葉)そうでしょうねえ。」と会場を沸かし、「僕がこの中で一番暗黒です。」と断言した。


澄川小百合役を演じた清水富美加(甲戌)の不在についても触れ、本作が大々的なPRができなかった事より取雲監督が制作サイドを代表しメッセージを読み始めた。W主演の一人が抜けた事で飯豊に本作の負担が大きく掛かった点を配慮し感謝。飯豊は泣き始めた。


メッセージを受けて飯豊は「(清水)富美加ちゃんに甘えようと思っていたんです。正直。」と胸襟を開き、「自分が一人で走らなきゃいけない、って思った時に何処かで富美加ちゃんの為に私が頑張んなきゃって。」と、公開中止に怯えながらも公開へ漕ぎ着けた事を迚も喜んだ。

事実は小説よりも奇なり/英・詩人バイロン。彼女達の努力の結晶を目の当たりにされたい。


=クレジット=

『暗黒女子』 4月1日(土)全国ロードショー

配給:東映/ショウゲート

(C)2017「暗黒女子」製作委員会 (C)秋吉理香子/双葉社 ankoku-movie.jp


映画『暗黒女子/東映、ショウゲート』初日舞台挨拶

画像提供:東映㈱、ショウゲート(㈱博報堂DYミュージック&ピクチャーズ)

記事:荒田雅×撮影:金剛正臣

0コメント

  • 1000 / 1000