高校生達の陸上競技の青春物語、舞台『一瞬の風になれ』

【芸能報道】 令和三年十月二十日に東京・亀有にて舞台『一瞬の風になれ』が開幕した。陸上競技に懸ける高校生達の物語として話題を呼び、 平成十九年に本屋大賞を受賞。原作は佐藤多佳子(壬寅)による長編小説「一瞬の風になれ/講談社」。 


作・演出を務めるのは「少女ヨルハ」「舞台ヨルハ1.3a」「音楽劇ヨルハ」「キューティハニー」シリーズ等と幅広いジャンルの演出を手がける松多壱岱(庚戌)。キャストは主演・神谷新二役に富本惣昭(壬午)、一ノ瀬連役に織部典成(庚辰)。谷口若菜役に歌手やプロデューサでもある飯窪春菜(甲戌)、鳥沢圭子役に菅原りこ(庚辰)等と若手の実力派が集結。


仙波一也役として出演する山内圭輔(辛未)は、 陸上男子二百㍍元・日本記録保持者で昭和六十三年「ソウル五輪」代表だった名スプリンタ・山内健次(甲辰)の長男。今回、父・健次が直々に本作の所作指導に当たり、本格的な陸上の所作を採り入れる。舞台セットの床面に傾斜がある通称「八百屋」スタイルのステージでは、役者の走りが本物の陸上競技を彷彿とさせるだろう。


公演は二十五日まで東京「かめありリリオホール」。原作の舞台となっている神奈川・相模原での公演は、十一月一日と二日の両日に「杜のホールはしもと」にて。


以下は春菜のコメント。

初めて触れた陸上競技と青春の高校生活に私自身、日々沢山の時めきを貰っています。スポーツとは縁がなかった私ですが、陸上練習と稽古を経て、この座組みの団結力がスポーツをする時の一体感と重なって、もしも運動部に入っていたら、の世界線を体験できている感覚です。
この時めきを劇場に足を運んで下さった皆様にお届けできたらと思います


以下はりこのコメント。

この作品は正に青春。自分が学生時代には経験できなかった青春を今ここで存分に経験させて頂いている感じです。まるで学生時代にタイムスリップしているかの様な感覚になる事も。そんな感覚を是非皆さんにも感じて頂けたらと思います。
そして劇場で皆さんと一緒に、 爽やかで熱い青春を感じられたらと思います

©佐藤多佳子・講談社/舞台「一瞬の風になれ」製作委員会

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