第四十九回『衆院選』の若手率、最も若者・若手の立候補者数が多いエリアは

【政治報道】 令和三年十月十九日に第四十九回・衆議院『総選挙』が公示された。投開票は三十一日。全国から一千五十一人が立候補。総定数は四百六十五議席。


内「小選挙区」には八百五十七人、「比例代表(全十一ブロック)」には八百十七人が立候補。一部重複している。衆院には満二十五歳から立候補できる。四十四歳までの若者・若手の候補者は百九十七人となった。若手率は二割。「小選挙区」では二割弱、「比例代表」では二割の若手率となった。


報道府は全国会議員の内、三割が若者・若手となる事を目指している。その為には人生を懸けて衆院選・参院選に立候補してくれる若者・若手が必要だ。若者・若手の声を国会へ届けるには、地元から若者・若手の国会議員が誕生する必要がある。



<若者・若手が全く立候補できなかったエリアは>

 今回、最も若手率が高かった「小選挙区」は、大分の四割強。若者・若手の候補者が半数に迫った。二位は宮崎、三位は長崎。若者・若手を許容している都道府県(地域柄)の順と考えても問題ないだろう。若者・若手が誰も立候補しなかった、ないし立候補が許されなかった県は福井、山口、徳島、香川、愛媛と佐賀の六県。


以下が若手率のランク。太字は二割以上。下線は希望の薄い一割未満。

  1. 大分(四十四.四四㌫)
  2. 宮崎(三十三.三三㌫)
  3. 長崎(三十.七七㌫)
  4. 山形、群馬(二十八.五七㌫)
  5. 滋賀(二十七.七㌫)
  6. 茨城(二十六.三二㌫)
  7. 宮城(二十五.五三㌫)
  8. 岩手、栃木、埼玉、長野、富山、鳥取(二十五.〇〇㌫)
  9. 東京(二十二.九一㌫)
  10. 静岡(二十一.七四㌫)
  11. 福島、石川、奈良、三重、岡山、熊本(二十.〇〇㌫)
  12. 大阪(十九.四〇㌫)
  13. 北海道、岐阜(十八.七五㌫)
  14. 神奈川(十七.六五㌫)
  15. 愛知(十七.〇七㌫)
  16. 秋田、山梨、広島、島根(十六.六七㌫)
  17. 兵庫(十五.七九㌫)
  18. 高知、福岡(十四.二九㌫)
  19. 青森(十二.五㌫)
  20. 和歌山、鹿児島(十㌫)
  21. 沖縄(九.九㌫)
  22. 千葉(五.一三㌫)
  23. 京都(五㌫)
  24. 福井、山口、徳島、香川、愛媛、佐賀(〇㌫)



今回、最も若手率が高かった「比例代表(ブロック)」は、中国の三割。唯一、三割を超えた。二位は東京、三位は北関東(茨城・栃木・群馬・埼玉)。最下位は南関東(千葉・神奈川・山梨)では一割を切ってしまった。


  1. 中国(三十一.二五㌫)
  2. 東京(二十六.〇〇㌫)
  3. 北関東(二十三.二六㌫)
  4. 北海道(二十三.二五㌫)
  5. 東北(二十.六九㌫)
  6. 東海(二十.四五㌫)
  7. 北陸信越(十八.七五㌫)
  8. 四国(十六.六七㌫)
  9. 九州(十四.八一㌫)
  10. 近畿(十一.八一㌫)
  11. 南関東(五.一三㌫)



以上は、あくまでも参考。若者・若手の政治への関心を高めたいならば、先ず同世代がいる事が絶対条件だろう。若者・若手の声が反映され易い場所で生活する事は非常に重要だ。政治家を志す者も若手率が一つの参考になるのではないだろうか。来年は『参院選』、再来年は『統一地方選』がある。


そして今回の『衆院選』には百九十七人の若者・若手が、人生を懸けて中堅・シニア達と闘い、街頭演説を行っている。


記事:羽田野正法

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