第一回『KIMONOIST』で松雪泰子や冨永愛等が受賞、グローバル着物へ

【高級ファッション報道】 令和三年十一月九日に東京・白金台にてキモノイスト実行委員会は、第一回『KIMONOIST授賞式』を開催した。日本を代表する着物四ブランド「JOTARO SAITO」「室華風」「篠屋卯兵衛」「青野保夫」がランウェイショーを行った。


日本文化を象徴する民族服でもある着物。今回の様な日本を代表する着物ブランドによるイベントは史上初となる。令和になって初となった理由は、着物業界特有の個性にあると言えよう。総合スタイリストを務めたデザイナ・斉藤上太郎(三才・代取、己酉)は、着物を世界発信する為に平成十四年から東京コレクションでコレクションの発表等を行ってきた。


今回の実行委に名を連ねたのはジョージクリエイティブカンパニー・天野譲滋 代取、華道家・池坊美佳、国際フェンシング連盟・太田雄貴 副会長、資生堂・鎌田由美子シニアヘアメイクアップアーティスト、POOL・小西利行CEO、curioswitch・近衞忠大 代取、れもんらいふ・千原徹也 代取、横笛奏者・藤舎貴生、裏千家 今日庵業躰・奈良宗久、ネイキッド・村松亮太郎と写真家・ヨシダナギの十一名。



KIMONOISTに選ばれたのは下記の九名。

  1. 女優・松雪泰子(壬子、写真最上)
  2. スーパーモデル・冨永愛(壬戌、写真上)
  3. 俳優・武田真治(壬子)
  4. 俳優・早乙女太一(辛未)
  5. 俳優・中川大志(戊寅)
  6. 音楽家・横山剣(庚子)
  7. タレント・景井ひな(己卯)
  8. 建築家・永山祐子(乙卯)
  9. メイクアップアーティスト、僧侶・西村宏堂(己巳)


贈呈された着物「JOTARO SAITO」の印象につき、女優・泰子は「ステンドグラスの様な図柄で、とっても美しい着物です。」と。パリコレ等で活躍してきたスーパーモデル・愛は「ランウェイ、ちょっと恥ずかしかったです。」と意外な感想。「着物では、なかなか歩いた事が無いので。」と理由を伝えた。着物については「モダンでありがながら、日本の粋を感じる様な、一本筋の通った凛とした着物かな、と思います。」と述べた。


デザイナ・斉藤は授賞者それぞれの個性に合わせて、着物を仕立て上げた。また各授賞者達は、若者・若手が着物へ親近感が抱ける様に、気の利いたコメントを発していた。本アワードにより、日本が誇る着物文化の世界発信第二フェーズに入った。


記事:金剛正臣

写真:キモノイスト実行委員会

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