日本未普及向けのベンチャファンド三社の「特定新事業開拓 投資事業計画」を認定

【ビジネス報道】 平成二十九年四月二十八日に経産省(大臣:世耕弘成)は、日本エンジェルズ・インベストメント(代取:石井靖)、マルタスインベストメント(代取:澁谷剛)、みやこキャピタル(代取:山口哲史、岡橋寛明、菅谷常三郎)が組成するベンチャファンドの『産業競争力強化法』に基づく「特定新事業開拓投資事業計画」を認定した。


各社の有限責任組合の名称は、日本エンジェルズが「NAICベンチャー投資促進税制投資事業有限責任組合」、マルタスが「マルタスインベストメント一号投資事業有限責任組合」、みやこが「みやこ京大イノベーションP投資事業有限責任組合」と「みやこキャピタルマネージメント有限責任事業組合」。今回の認定により、当該組合の有限責任組合員(法人)は、租税特別措置法の規定に基づき、企業のベンチャ投資促進税制の適用を受けることが可能となる。



「特定新事業開拓投資事業計画」の新事業開拓事業者は、日本で普及していない商品の開発・生産、役務の開発・提供、商品の生産・販売方式の導入、役務の提供方式の導入等を通じて新たな価値を生み出す事業を行う事業者である(『産業競争力強化法 第二条第五項)。


日本エンジェルの経営方針は、四つ。成長が見込める企業・事業に対し、タイムリに多種多様な支援を行う事。投資先の選定・ファンド組成にあたり、「社会的価値創造」を最優先課題とする事。出資者という立場から、投資先に対して適切にアドバイスを行い、事業成長・事業価値を創造する為のバックアップを最大限に行う事。当社ステークホルダ・ファンドの出資者に対しては、投資家保護を徹底し、最大限の利益を提供する事。


マルタスは公式HPがない。みやこの基本方針は四つ。最先端・ユニークな技術研究開発成果等を利活用しているベンチャ企業(又はこれから設立する新事業)に投資・成長支援育成を行う事。ビジネスフィールドが世界のマーケットを視野・事業計画に入れている企業である事。ビジネスフィールドで首位のシェアを狙える企業である事。原則シェア一割程度以上の株式等を取得、企業の取締役等に就任し企業成長の牽引・促進を積極的に行う事。


尚、同社の投資対象は以下の通り。

  1. ライフサイエンス、バイオ分野
  2. アグリ・フード分野
  3. 環境、エネルギー分野
  4. IT・モバイル、エレクトロニクス分野
  5. 先端技術を利活用するニューサービス

画像引用:みやこキャピタル㈱公式HP


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