【ビジネス報道】 デジタルガレージ(4819.T1)は、平成二十九年五月十二日に富裕層をコアターゲットとしたライフ スタイル支援事業を開始する事を発表した。初の富裕層ビジネスは、グループ企業のHAMOLOを本年七月にDG Life Design(DGLD)に社名変更して行う。併せて、デジタルガレージの林郁(己亥)代取がDGLDの代取会長に就任を予定する。
社名変更するHAMOLOは、スポーツスクール等に向けた会員管理サービス「PiCRO」やビーコン技術を利用した児童の見守りサービス「Kinsei」を提供してた。「PiCRO」の導入団体は七百七十以上で、累計二十万人の会員が利用している(本年一月時点)。
ライフスタイル支援事業の開始に当たってデジタルガレージは、孫会社のプロ野球球団やプロサッカー・チームのWebサイトの開発・運用等を手掛けるHampsteadと日本最大規模のワインスクールを運営するアカデミー・デュ・ヴァンの二社を、DGLDの完全子会社にする経営統合を主導した。アカデミー・デュ・ヴァンは、三.五万人の延会員数を有し、年間で二千人の新規会員を獲得している。
今後、DGLDはアカデミー・デュ・ヴァンと、これまで培ってきた高所得者層をユーザー基盤とする両社のコンテンツを統合し、Hampsteadのシステム開発・運用事業を組合わせ、更に多くのユーザーに向けてサービスを拡充する。
「Valuable Lifeの提案」をミッションとし、既存のライフケア事業やスポーツマーケティング事業、ワインスクール事業を拡張しながら、事業統合によるシナジーを超えた新規事業を創出する。「価格.com」「食べログ」等の数々のサービスを生み出してきた同グループのノウハウとユーザー基盤を活用した事業育成やファッション、旅行、ビジネス、住まい、車、フード分野における会員サービスにおける戦略パートナーとの協業も予定する。
DGLDによる、拘りライフスタイルを叶えるサービスやコンテンツの提供を通じ、同グループはライフスタイル支援事業を新たな事業の柱にする。「働き方改革や少子高齢化により、ライフスタイル支援事業は今後、益々注目を集めます。DGグループはこうした時代の流れを受けて、ハイクラスな女性や富裕層シニアを初期ターゲットとし、生活者に広く『Valueable Life」を提案していきます。伝統あるNo.1ワインスクールを運営するアカデミー・デュ・ヴァン社と、大手出版社や大手カード会社、全日空商事等とのアライアンスを始め、ライフケア、スポーツマーケティング等の領域で、グループ内外との連携を通じ新しいライフデザインを発信していきます。」と林代取は伝えた。
画像提供:㈱デジタルガレージ
0コメント