契約書レビューAI「LeCHECK」のリセが五.五億円の資金調達、マネーフォワードを協働も

【ビジネス報道】 令和三年十一月二十四日に契約書レビューAIクラウド「LeCHECK」を開発提供するリセ(代取:藤田美樹)は、第三者割当増資により、総額五.五億円の資金調達を実施した旨を発表した。引受先は大和企業投資(代取:平野清久)、グローバル・ブレイン(代取:百合本安彦)とマネーフォワード(3994.T1)。調達した資金により、一層のプロダクト開発・販売・人材採用の強化を行う。


中小企業において効率化の為のDX化システムの導入及び運営コストが課題となっている中で、中小向けにリーズナブルな価格で提供している契約書レビューAI「LeCHECK」は、昨年と比べて導入企業数が大幅に増加。


同社は、今回の資金調達によってレビュー対象の契約類型数の追加や他社サービスとの連携強化等を行う。更なる「中小向けの機能強化」を図り、中堅・中小に対する販促アプローチや人材採用等を加速させる。併せて、マネーフォワードとは業務提携を行う。中堅・中小の法務部門におけるDXを推進し、より高度な業務効率化、生産性向上の実現を目指す。


尚、十二月十三日にマネーフォワードとの協働第一弾として、中小向け「無料オンラインセミナ」を開催する。契約におけるリスク対策や効率化方法を徹底解説する。


以下は、大和企業投資の平野代取のコメント。

他業務を兼務しながら少人数での法務対応を強いられている企業のご担当者へ、合理的な価格で使い易いリーガルテクノロジを届けたいというリセ社の理念に共感しました。

非常にパワフルで、経験豊富な弁護士でもある藤田社長とリセのチームであれば、必ずや「LeCHECK」を大きなサービスへと成長させ、社会へ良いインパクトを与える事ができると考えています。その成長を、大和証券グループも全力でサポートしていきます


以下は、グローバル・ブレインの百合本代取。

一度巻き起こると莫大な損害賠償が発生する企業間紛争は取引契約が基となる為、契約内容が紛争の結果に直結しますが、中堅中小企業では契約書のレビューを一人で行っている会社が多く存在する一方で、高額なレビュー料金から契約の都度外部の弁護士にチェックを外注するのが難しい現状です。

リセが提供する「LeCHECK」はこれまで中堅中小企業が抱えてきた法的紛争リスクのペインの解決するプロダクトであり、国内外の紛争専門家である弁護士を中心に法務の非専門家でも理解のし易い修正文や解説を行える機能を実装している事が大きな強みです。

グローバル・ブレインは、企業間紛争を担当された藤田CEOの深い業界理解、非専門家であっても分かり易い契約書レビュー機能を低価格で提供できるサービス作り上げた高い技術力を評価し、当社に出資を決定致しました。本出資を通じて、グローバル・ブレインの持つリソースを最大限活用し、リセの事業拡大に向けた支援を行って参ります

以下は、マネーフォワードの辻康介 代取。

『マネーフォワード クラウド』の提供を通じてバックオフィス業務の効率化だけではなく、 そこで働く人々が生き生きと働ける環境を作りたいと考えています。その想いは、リセさんの「リーガルテクノロジを通じて、全ての企業の法務を充実させ、紛争の少ないスムースな社会を実現したい」という想いと重なり、とても共感しました。

今回の出資を通じて、当社が提供する『マネーフォワード クラウド契約』との販売・プロダクト面における連携を推進し、企業の法務における課題解決に尽力していきたいと考えています

画像:㈱リセ

0コメント

  • 1000 / 1000