【教育報道】 文科省(大臣:末松信介)は、令和三年十二月十日に第百二十九回「中教審(会長:渡邉光一郎)」を開催。配布資料として『令和四年度 概算要求のポイント』を提出した。同四年一月から審議される予定の当初予算は、岸田内閣で初。
「文部科学関係予算」は五.九兆円を要求。本年度より六千億円増(十一.七㌫増)とした。
「令和の日本型学校教育」を推進すべく以下等が新規。
- 児童生徒性暴力等防止等の為のDB構築等;二億円
- 教育データサイエンス普及の為の基盤整備等;四億円
- 普通科改革支援を始めとする高校の特色化・魅力化の推進;八億円
- 学制発布百五十年を記念した事業の実施;〇.三億円
- 大学における地域活性化人材の育成;二十八億円
- スマートDX設備を活用した高度専門人材の育成;七十五億円
- ポストコロナ時代に必要とされる医療人材の養成;十六億円
- 外国人学校の保健衛生環境の確保に向けた取組み;一億円
- 失業者・非正規雇用労働者等への就職・転職支援プログラムの実施;五億円
- スポーツを「する」「みる」「ささえる」場面におけるテクノロジの活用推進;二億円
- 博物館機能強化の推進;十億円
- 分野・機関を越えた研究データ利活用に係る基盤の構築・高度化;十七億円
- 次世代計算基盤の調査研究;十億円
- 経済安保重要技術育成プログラム(ビジョン実現型);三十億円
- ワクチン開発の為の世界トップレベルの研究開発拠点の形成;六十六億円
以下は本年度に比べて百億円以上、積み増す予算。
- 学校における働き方改革の推進の為の支援スタッフの充実;二百八十八億円(+百四億円)
- 公立学校施設整備;二千三百五十二億円(+一千六百六十四億円)
- 国立大学・高専等施設整備;九百九十六億円(+六百三十三億円)
- 私立学校施設等整備;三百二十一億円(+二百二十一億円)
- 認定こども園施設整備;百五十七億円(+百三十二億円)
- 国立大学改革の推進;一兆一二百十七億円 (三百七十九億円)
- 国立高等専門学校の高度化・国際化;七百三十二億円(+百八億円)
- 博士課程学生を含めた若手研究者の処遇向上と研究環境確保(創発的研究の推進等);百二十三億円(+百億円)
- 科学研究費助成事業(科研費);二千五百十億円(百三十三億円)
- 宇宙基本計画に基づく宇宙分野の研究開発;二千百二十五億円(五百八十一億円)
同四年四月からは「新学習指導要領」が高校でも実施される。小中では特別教科「道徳」を全面実施中。高校でも「道徳教育 推進教師」が置かれ、いじめ等を撲滅すべく、子ども達へ道徳教育を施していく。
抜本的改善としては「道徳教育アーカイブ」を充実させたい。各教育委が開発した教材や好事例等を取りまとめ、共有する。
画像:【参考資料2】令和4年度概算要求のポイント/文部科学省
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