映画界底辺の男女が織りなす映画『下衆の愛』

【芸能ニュース】 平成二十七年十月二十四日に東京・六本木にて、インディーズ映画『下衆の愛 LOW LIFE LOVE/third window films』の舞台挨拶が「TIFF 2015」内にて行われた。本作は「日本映画スプラッシュ」部門の正式出品作品。登壇者は、七名。監督の内田英治(辛亥)、英プロデューサのアダム・トレル(壬戌)、主演の渋川清彦(甲寅)、ヒロインの岡野真也(癸酉)と他三名。


トレル プロデューサは、日本映画界にとって非常に重要なコトを述べた。元々、日本映画が好きだったトレルは、近頃の日本映画をツマラないと一喝。然しながら、監督を含めた本作のスタッフを大いに誉め、仕上がりに自信の表情を見せた。一方内田監督は“四畳半”の映画が創りたかったと日本映画が本来もつ、優れた点としての“近さ”をアピールした。



<底辺からの学びはあるのか?>

 物語りの内容は、アラフォーの下衆な監督が一人の新人女優ミナミとの出会いで新作映画の実現に奔走するモノ。渋川が演じる監督は女優を自宅に連れ込み、助監督のマモルは自作のAVで生計を立てる。“脱ぎと動物”に拘る団塊世代のプロデューサ貴田や枕営業にすべてを懸ける女優の響子とタイトル通りに期待値を上げる。ただの下衆なママで終わるのか、それとも何がしかの学びを得るのか。映画界底辺の人間模様が繰り広げられる。


映画『下衆の愛』舞台挨拶(動画)

二〇一六年四月二日より、テアトル新宿レイト公開

© third window films


写真提供:(c) TIFF 2015

© FP姫

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