ファーリとキャリアリンクが第十一回『キャリア教育アワード』受賞

【ビジネス・教育報道】 経産省(大臣:萩生田光一)は、令和三年十二月十七日に産業界による優れた教育支援活動を表彰する第十一回『キャリア教育アワード』及び第十回「キャリア教育推進連携表彰」の受賞団体を公表した。


経産省は子ども達に対し、働く事の意義や学びと実社会との繋がりを伝え、社会的・職業的自立に向けた力を育成する「キャリア教育」の取組みを推し進めている。同四年一月二十五日にオンラインにて表彰団体がプレゼンする令和三年度「キャリア教育推進連携シンポジウム/文科省、厚労省、経産省)」を開催する。


キャリア教育とは「一人ひとりの社会的・職業的自立に向け、必要な基盤となる能力や態度を育てる事を通して、キャリア発達を促す教育」。具体的には「職業体験活動」や「インターンシップ」といった職業に直接触れる体験だけでなく、国語・算数・理科等の授業の内容と実社会との繋がりを理解させる活動等も含む。



以下が、平成二十三年度に創設した『キャリア教育アワード』の本年度受賞団体。

  • 経済産業大臣賞(大賞);ファーストリテイリング(9983.T1
  • 同(最優秀賞);Blueberry(代取:柴田涼太郎)、キャリアリンク(6070.T1



大賞のプログラム名は「“届けよう、服のチカラ”プロジェクト」。同社が U N H C R ( 国連難民高等弁務官事務所)と取組む、小中高生が対象の参加型の学習プログラム。社員による出張授業を受けた後、子ども達が主体となって、校内や地域で着なくなった子ども服を回収。回収服は、難民等の服を必要とする人々へ届ける。


最優秀賞のB社「Blueberry キャリア教育プログラム」は、小中学校の子ども達が、社会の第一線で活躍する二十代から三十代の社会人講師とICTを通して繋がるプログラム。同プログラムでは、子ども達が次の時代で生き抜く為の「自ら考える力」や「自ら実行する力」を身に付ける事が目的。ICTを活用しながら、変化の激しい社会と多様化するキャリアを子ども達へ伝えている。

社会に開かれた教育課程を実現し、学校や先生の負担を少なく実施できる点が特徴。


同じく最優秀賞のキ社「キャリアチャレンジデイ On-Line Meets」は、コロナ禍において従来の職場体験を代替又は補完する新しいキャリア教育プログラム。中学二年生をメイン対象に、複数の企業・団体のオンライン授業当日と事前・事後を含めた授業で構成。

オンライン授業当日は、地域の異なる三校が同時にオンライン接続し、同様にオンラインで参加する業種の異なる六企業の企業講師の講話(二十五分)とその後の企業講師への質問(二十分)を通して、「職業の社会における役割、社会で必要な能力や意志」について考える。


画像:経済産業省

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