音楽が武器、中台の緊張が高まる中で日台友好|2017 TAIWANDAFUL

【社会報道】 「スペースシャワーTV」等を運営するスペースシャワーネットワーク(4838.JQ)は、平成二十九年八月十八日に東京・恵比寿にて、第四回目となった『二〇一七 TAIWANDADUL Music×Culture Event』を開催した。台湾獨立音楽協会、出日音樂股份有限公司との共催。二十六年より開催している。


本イベントは、台湾のロック・バンド「ソニック」のボーカルのフレディ・リム台湾立法委員(国会議員に相当)の想いと台湾政府と同社が賛同したもの。目的は台湾の若い音楽・文化を日本人に知って貰い、日台友好を深める事だ。イベントでは文化の部と音楽の部に分かれ、映画やアート、雑貨、グルメ、ライヴ等を展開。本年より音楽の部のライヴは無料となった。ライヴに出演したグーグーと陳惠婷は翌日にサマソニに出演した。




<音楽・文化で世界平和>

 記者発表会では、台湾政府から「台北駐日経済文化代表処」の郭仲熙(かくちゅうき)副代表を日本語と台湾語で挨拶をした。「元々、台湾と日本の結び付きは強いです。ミュージックの交流を通じて更なる日台関係、友好関係の発展が深まる事に繋がれば良いな、と願っております。平和な世界づくりには、武器よりも楽器。音楽が一番、世界平和に貢献できるのではないか。」と述べた。


同社の近藤正司代取(写真上)は「企画制作という立場でイベントに貢献する事ができて光栄です。音楽・文化を通じて世界の平和に貢献できるものと思っています。今、世界には様々な危険が迫っております。その中で国境を越えて交流をする事は、非常に素晴らしい事。その為の武器が音楽であり、文化であり、グルメであり。」と述べた。同社は番組供給事業者で音楽ソフトの流通・販売・企画・制作及び出版、アーティストのマネジメント、レーベルの経営も事業とする。報道現在で伊藤忠商事とフジ・メディアHDの持分法適用関連会社。


「TAIWANDADUL」のドリス・イェ顧問(写真上)は、「近年は日本の大型なミュージック フェス、例えばサマーソニックやフジロックに台湾のアーティストを紹介させて頂きまして、これまでに二十組のアーティストが参加しました。楽曲を紹介できただけでなく、日本のレコード会社の協力を得て、コラボ アルバムの制作等を推し進めて参りました。」と話した。年若いながらも日台友好の実力者だ。



台湾が国際社会にアピール

 台湾(中華民国)は北東に日本、南にフィリピン共和国、西に中国(中華人民共和国)で位置する。中国は台湾を一部と「一つの中国」を主張。十九日に台湾は、過去最大規模の国際スポーツ大会「ユニバーシアード夏季大会」を初めて開催し、国際的にアピールしている。日本は台湾を国家としてではなく、地域として外交を行っている。先月以降、中国は台湾周辺で空軍機の飛行訓練を繰り返している。台湾も戦闘機を緊急発進させ、緊張感が高まり、中台関係は悪化の途を辿っている。


撮影記事:金剛正臣

0コメント

  • 1000 / 1000