【芸能報道】 平成二十九年九月二十四日に東京・新宿にて、よしもとクリエイティブ・エージェンシー(代取:藤原寛)は『ルミネthe大阪よしもと 大笑博覧会 ~新宿に大阪芸人一挙大集合SP!~』を開催した。大阪で活躍する芸人のみで構成して全四公演を行なった。出演組数は五十四組と豪華なラインナップ。一公演で百十分と盛り沢山な舞台を提供した。
全五十四組からハイム厳選の四組を紹介。一組目は幼馴染ネタを披露した「エンペラー」。ボケの安井(青)とツッコミの西山(赤)。西山の表情豊かな点と、ツッコミの切れ味がツボにハマる。少しズレてる感の安井にバシッと切り込み、笑いが生まれていた。
二組目は、学生時代のとある一日を披露した「ラニーノーズ」。洲崎(写真左)と山田(写真右)。朝、寝坊したところから学校に到着するまでの間のストーリに双方得意なギターでBGM着色。王道の音楽から、「この場面でその音楽か。」と思わずツッコミを入れたくなる様な絶妙なタイミング。このコンビならではの面白さがあった。
三組目は実力派の「トット」。多田(写真左)と桑原(写真右)の入り込み度合いが素晴らしい。今回披露したネタは、そろそろ子どもが欲しい多田の為に、親の責任が大事と言う桑原がご近所のモンスタ ペアレントをシュミレーションした。桑原演じる本当に居そうなモンスタ ペアレント母がリアルすぎて、多田のイライラ感が伝わってきた。演技派の両名だからこそ成せるコンビネーションであろう。
最後の四組目はアホの坂田こと、芸歴五十年の坂田利夫(辛巳)とシンクタンクの特別ショートコント。テーマは「新人刑事」。坂田扮する新人刑事、先輩刑事と犯人の三役。真面目な先輩刑事は、新人の坂田に振り回され、挙句の果てに感動のシーンでは笑いが起こる。坂田の破天荒ぶりが真面目な先輩刑事を困らせ笑わせる。
坂田は舞台に居るだけで笑いが起きるという強者ぶり。彼はテレビでなくLIVEが強いのか。「沢山わろてき」と観客に声をかける一面も。本来、五分予定のステージが十五分を超える坂田の出血大サービスで公演中一番の笑いが巻き起こっていた。一公演五千円以下で笑いっぱなしの百十分。
次回の『ルミネthe大阪よしもと 大笑博覧会 ~新宿に大阪芸人一挙大集合SP!~』は十月二十八日に開催予定。
撮影記事:岡本早百合
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