【政治報道】 平成二十九年十月四日にYahoo!Japanニュースは、デイリースポーツの記事「音喜多氏が都民ファの実態激白 メディア出演規制、議員間食事もNG」を配信した。報道現在で当該記事へのコメントは一千。内、最も「そう思う(いいね!ボタンに類似)」数が多いコメントは『本当なら怖いね。都民ファシズムの会だね。』の八千。「そう思わない」は六百と十三倍の差が開いた。
当該記事は、都F(代表:荒木千陽)から離党する前の音喜多駿(癸亥)都議の都Fの実情告白と小池百合子(壬辰)都知事に対する不信感を伝えている。五日に音喜多都議は離党届を提出し、記者会見を開いた。そして六日に離党届が受理された旨を記事「都民ファーストの会に離党届を提出いたしました」で伝え、離党に至った経緯と理由三点を詳細に記している。特に『何より知事自身が、地域政党都民ファーストの会の代表を、「知事職に専念するため」という理由で都議選の翌日に退任されています』と知事職への専念を希望の党代表就任により、都知事が翻した点を厳しく断じている。
<リーダシップもゼロか>
八月より都政新報が公表している「【第2部】都職員アンケート」では、都知事の実質的な部下である都職員による採点が示されている。都知事就任一年目の点数は百点満点中、平均で四十六.六点。舛添要一(戊子)前都知事が六十三.三点で、石原慎太郎(壬申)元都知事は七十一.一点であった。共に一年目。如何に百合子都知事が部下に評価されていないかが分かる。同アンケートによれば、四十点以下とした都職員は四割に迫る。
都政大改革のリーダシップを執っているいる筈の都知事だが、「落第点」及び「合格点は与えられない」が全体の六割を占めた。都職員は国内の行政機関の中でもトップ級の人材が集まっている事で有名。国家公務員一般職(旧一種)を取得できる程の人材が、最大都市・東京を実質的に運営している。政府の高級官僚に匹敵、ないし凌駕する程の実力を有す日本屈指の超エリート集団が都職員だ。直近数年で都行政の長である知事が変わりゆく中、都職員達は東京を止める事なく支えている。
百合子、瓦解始まる
部下である都職員から都政運営を落第点とされ、日本随一であるYahoo!のユーザ八千人からは「ファシズム(独裁制)」と評される。部下からも身内の都議からもネット国民からも、厳しい審判が百合子都知事へ既に為されている。希望の党(代表:小池百合子)の初戦となる総選挙の投開票は十月二十二日。
他のコメントの「都民ファーストの会ってなんか怖いね」「むしろ小池氏と希望の危うさの可能性を提示し、有権者に踏みとどまり考える機会を与えてくれた」「まだ都議選が終わって3ヶ月しか経っていないのに、最初から小池を支えて来た人間に内情を暴露されるのは、小池の人間性に問題が有るんじゃないのかな…?」「音喜多ショック 終わったな、小池」等に千単位で「そう思う」が付いている。
写真:都議選2017で演説する小池百合子東京都知事
撮影記事:金剛正臣
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