パリ・オペラ座『白鳥の湖』が札幌・仙台・名古屋・神戸で追加上映

【社会報道】 先日発表されたパリ・オペラ座『白鳥の湖/カルチャヴィル』の日本劇場公開館に追加して名古屋、札幌、神戸、仙台の四ヶ所での公開が決定した。本作は平成二十八年十二月八日にパリのオペラ・バスティーユにて撮影・収録された映像だ。日本でビデオ化・テレビ放映はされておらず、本劇場公開が初めてスクリーンにて観覧できる機会となった。


開演前と幕間にはオーレリ・デュポンのナビゲートでフランソワ・アリュやマチュー・ガニオ等のインタビュ映像も上映する。尺は二時間半で休憩を挟む。世界最高峰バレエダンサ達が創り出す『白鳥の湖』の追加公開は、以下の通り。


  1. 愛知・名古屋「ミッドランドスクエア シネマ」 十一月二十五日〜十二月一日
  2. 北海道・札幌「シネマフロンティア」 十二月二日〜八日
  3. 兵庫・神戸「国際松竹」 平成二十九年一月六日〜十二日
  4. 宮城・仙台「MOVIX」 一月六日~十二日



プレミア上映館は以下の通り。


  1. 東京・日本橋「TOHOシネマズ」 十一月三日〜九日
  2. 大阪・梅田「TOHOシネマズ」 十一月三日〜九日
  3. 福岡・中洲「大洋」 十一月四日〜十日

=イントロダクション=

 3代バレエの一つとして語り継がれる古代スラブとスカンジナビアの神話から生まれた自然の力が引き起こす物語「白鳥の湖」。チャイコフスキーによる初のバレエ曲は深いノスタルジーが溢れ、チャイコフスキー自身が抱く愛の概念を反映させた物語だ。


 クラシック・バレエの基礎を築いたマリウス・プティパが「白鳥の湖」を解釈・振付した1895年までは、「白鳥の湖」は高い評価がされずにいたが、その後、「白鳥の湖」にプティパはバレリーナによる集団ダンスを加えて壮大さを加え、白鳥の踊りに生命を吹き込むことに成功した。1984年にパリ・オペラ座バレエ団で演じられたルドルフ・ヌレエフ版では、白鳥湖は悪魔ロットバルトに操られたジークフリート王子が現実世界で抱える結婚という問題から逃げこむ夢の世界の象徴だ。ヌレエフ版は、音楽との調和により悲劇的な結末を迎えながらも、王子の深層心理を深く描き、王子とヒロインにより共感ができるものになっている。


画像提供:カルチャヴィル合同会社



 

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