【芸術報道】 令和四年冬に実録式ドキュメンタリ映画『世界で戦うフィルムたち』が公開される。新人の若手・亀山睦実(己巳)監督が、世界進出に向けて自身のキャリア成長にフォーカスを当てた。ゆとり世代。
米「フ ェニックス映画祭・国際ホラー&SF映画祭」にて睦実監督は、映画「12ヶ月のカイ」が日本人初のSFコンペ部門の最高賞を受賞。新作では米・英・仏等の海外国際映画祭へ前作を出品し、各映画祭現地での参加記録を主軸に仕立てた。海外で活躍する日本の俳優や監督、映画人、若手俳優 ・監督陣へ、睦実監督自らがインタビュを実施。コロナ禍において映画業界の“ありのままの今”を捉えた作品となった。
前作は、世界十七ヶ所超の映画祭でノミネートと受賞を重ねた。
睦実監督は、日本や海外の映画界で活躍する為にはどうすれば良いか、海外映画祭にて約二十日間の現地取材及び寺島しのぶ(壬子)や祐真キキ(己巳)、「あずみ(二〇〇三)」や「ルパン三世(二〇一四)」の北村龍平(己酉)監督、「呪怨(二〇〇三)」や「魔女の宅急便(二〇一四)」の清水崇(壬子)監督等へ数々のインタビュを実施してきた。
当時を振返った睦実監督(写真上)は、「覚悟を決めて始めた試行錯誤の一人旅ではありましたが、記録を進めていく内に、私の様な新人監督を応援し励まし、癒して下さる沢山の方々に出会う事ができました。皆一様に、「面白い映画を作りたい」と熱い気持ちをもち、日本映画が世界に広がる可能性に希望を抱いています。」と述べた。
本作のプロデューサを務めたノアド・浦野大輔 代取は、「“一億人から七十億人を視聴者に映画を作る”事を意識しなければ、未来は明るくないと感じています。果たして、どんなものが面白いと思ってもらえるのか。言語も文化も違う世界に先ずは飛び込まないと何も見えてきません。」と語る。
画像:ノアド㈱、亀山睦実|Mutsumi Kameyama/Twitter
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