国民党が令和四年度『予算案』へ賛成、その理由を公表

【政治・財政報道】 国民民主党(代表:玉木雄一郎)は、令和四年二月二十一日に『令和四年度予算について(談話)』を公表した。大塚耕平(己亥)政調会長名義。同日に衆院「予算委」にて予算案は可決。同党は賛成した。


 日本経済が長期低迷から抜け出して「給料が上がる経済」を実現する為には、積極財政に転換し、教育国債を発行して人づくりの為の予算を拡充する事で、デジタル化やカーボンニュートラル等の技術革新に資する教育・科学技術予算倍増を図る事が必要です。

また、足下の経済対策、国民生活を守る政策として、ガソリン価格高騰対策としてトリガー条項凍結解除によるガソリン減税等が必須です。



国民民主党は、上記の内容を含む予算の組み替え動議を衆議院において提出し、政府与党に実現を迫りました。動議は否決されたものの、高騰を続けるガソリン・軽油価格対策について、政府は私達の「トリガー条項凍結解除」の提案を採用する方向を示しました。

また、政府の予算については、不十分ながらも賃上げと人への投資を重視した内容になっています。 



こうした諸点を踏まえ、国民民主党は政府提出の令和四年度予算に賛成する事としました。


国民民主党は、政策本位で国民の皆様の為になる事を実現したいとの姿勢を党是としています。今後も改革中道の立場から、国民の皆様の為の政策を積極的に提案し、政策本意で与野党と向き合っていきます。


以下が同党の予算組み替えの要旨。

  1. 賃上げ税制の見直し;同党は既に『税制改正法案』を提出。賃上げ税制の対象を赤字企業・事業者へ拡大
  2. 教育国債を発行;教育・科学技術予算を倍増。科学技術関係予算を倍増
  3. 消費税率五㌫;国の負担
  4. ガソリン・軽油の大幅な値下げ;トリガー条項の凍結を解除。ガソリン価格が三ヶ月連続で百六十 円を超えたら、ガソリン税を二十五.一円/㍑、軽油引取税を十七.一円/㍑減税する仕組みを復活
  5. コロナ対策;ワクチン・経口薬・中和抗体薬へ予算。税・社会保険料・公的融資に関する減免措置継続へ予算
  6. 職業訓練受講給付金の支給要件緩和;求職者の生活保障、セーフティネットを拡充。賃金上昇に繋げる

撮影:岡本早百合

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