健太郎の初主演作品、映画『デメキン』はリアルな博多弁で暴走族

【芸能報道】 平成二十九年十一月二十一日に東京・新宿にて、映画『デメキン/AMGエンタテインメント』の完成披露上映会舞台挨拶が行われた。初主演の健太郎(丁丑)、山田裕貴(庚午)、栁俊太郎(辛未)、原作のバットボーイズ・佐田正樹(戊午)、山口義高(乙卯)監督ら計七名が登壇した。


本作は芸人・佐田の実話を基にしている。いじめられっ子が福岡で最大勢力の暴走族・総長に成り上がる物語り。メガホンを取った山口監督は映画「極道大戦争(二〇一五)/日活」で脚本、映画「猫侍(二〇一四)/AMGエンタテインメント」で監督及び脚本を務めた。


 健太郎(写真上中央)はオファー前から原作を知っていた。「この作品を辛かったとか、苦労したとか感じた事は無くて。」と楽しみながら撮影に挑んだ点を話した。山田(写真上左)は「自分の中で、一番今迄生きてきた中でアツい男ができたんじゃないかな。」と問題児役を務め上げた。また「如何に芝居をしないで。」と自然体で出来るだけ表現した。


本作にちなんだ武勇伝のエピソードでは、健太郎が子どもの頃にスーパーで多量なパック寿司を母の下へ持っていき強請った事、山田が小学生の遠足で三百円までのおやつの所を三百五十円分で持って行った事を挙げた。憧れの先輩役を演じた栁(写真上右)は「麦チョコ持ってて、婆さんが一粒頂戴って言うから、だんご虫丸めて、はいってあげたら婆さんマジ喰ったよ。」と性悪な面をみせた。


 佐田(写真上)は「撮影をする度に健太郎が大きくなっていくと言うか。凄く成長していく所を見ていたんですけれども、凄く努力熱心。」と健太郎が佐田を常に研究していた旨を伝え、称えた。健太郎は佐田の歩き方や話し方を注視していた。そこで健太郎と共に山田が舞台の両端から不良の歩き方を実演してみせ、道で肩がぶつかった件をボケで会場を笑わせた。また佐田は劇中の博多弁に対して圧倒的な自信をみせた。


監督は「魂を込めて創りました。佐田さん達を中心に仲間たちの絆を感じたので、現場のキャスト、スタッフで出来るだけ自分達で高めていくっていう事を心掛けてやってきました。」と佐田とも幾度も飲み、コミュニケーションの密度を高めて本作の品質を高めていった。


=クレジット=

『デメキン』

12月2日(土)よりシネマート新宿ほか全国ロードショー

©よしもとクリエイティブ・エージェンシー/ワニブックス/秋田書店・ゆうはじまえ

©2017映画『デメキン』製作委員会


記事:荒田雅×撮影:金剛正臣

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