日本のエンタメの未来を担う『第三回ライブ&イベント産業展』

【ビジネス ニュース】 平成二十七年十一月二十四日に東京・新宿で『第三回ライブ&イベント産業展/リード エグジビション ジャパン株式会社』の説明会が行われ、会場には大企業の課長級から中小企業の取締役らが集まり八割以上が埋まった。前回の出展社数は三百七十七社、今回は六百社を目指す。冒頭で同社の代取である石積忠夫は、世界戦に挑むコトを述べた。本展はアジア最大級を狙う。日本の産業の内、ライブ・イベント関連産業の伸び率は目を見張るモノがあり、民放等の独自イベントの多さと規模をみても実感できるだろう。概要を説明しながら本展を立ち上げた理由等を石積はプレゼン。東京五輪が開催される二〇二〇年までに出展社数を千八百社、来場者を六万人に増加させる。


前回のゾーンは、①機材・演出、②イベント誘致、③撮影・中継・配信、④企画・制作・運営、⑤キャスティング、⑥グッズ、⑦イベント用品・機材、⑧舞台美術・ステージ設営、⑨フード・ケータリングを設置。今回から新たに六つのゾーン、⑩空間デザイン・装飾、⑪イベント運営本部支援、⑫チケッティング・決済サービス、⑬集客・プロモーション支援、⑭イベントセキュリティ・安全対策、⑮アトラクション・遊具が追加される。



<国内大手らに存在を知らせる>

 ゲスト登壇したのは産業タイムズの代取、泉谷渉。IT系のジャーナリストとして、LED産業は二兆円から十兆円規模へ膨らむと断言した。統計によれば年間二千五百万人がライブ・イベントへ参加しており、国民の人口比率だと五人に一人、年齢的なモノも勘案すれば未来ある産業であるコトに間違いはない。地方の再生もライブ・イベントに懸かっていると泉谷は付け加え、仮想世界の拡張により現実世界の欲求(潜在的ニーズ)が高まっていると述べ、“生”の重要性を説いた。


同展のブースは商談席を設けるコトが前提のタメ、通常よりやや広い。一小間が九十万円、およそ半分のコンパクト タイプは四十五万円。レンタル装飾は三十四万円。全て税抜き。会期は平成二十八年七月六日(水)から八日(金)。前回は大手プロモータ、大手メディア、大手広告代理店を始め、上場企業等が来場した。芸能プロダクションも出展を進めている(下写真は前回)。そして何よりも出展社の三割程度が、新規参入という事実だ。業界告知に向く。


第三回ライブ&イベント産業展/リード エグジビション ジャパン㈱』

撮影・記事:金剛

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