「北陸一働き易い病院」を目指す糸魚川総合病院のコンサル成果

【ビジネス報道】 令和四年五月十九日に働き方改革コンサルを二千社以上に提供してきたワーク・ライフバランス(代取:小室淑恵)は、新潟「糸魚川総合病院(院長:山岸文範)」へコンサル成果を発表した。病院の働き方改革。


同病院は昨年十月よりコンサル。以下が成果。

  • 医事課:九連休の取得可;マニュアルの整備・作成方法の見直し
  • 内視鏡チーム:「月間作業時間」が八十四分から八分に九割減;大腸内視鏡検査時の院内FAX廃止、病棟看護師の検査一覧表作成に係る作業時間
  • 手術室の立合い看護師数:平均三人から二.五人に削減;手術の難易度と看護師の習熟度により手術毎に適正人数を見直し
  • 平均時間外 勤務時間:十六㌫減;四月は高難度の手術件数は三十一㌫増だった


山岸院長(写真上)は「病院には『医療を通して地域社会へ貢献する』という崇高なミッションがありますが、それを実行する上で、医師や看護師の自己犠牲に甘えてきた面があります。」と医療業界の問題を認めた。


今回、同病院の経営幹部は、自ら働き方改革の必要性を強く発信。勤務する医師や看護師が働き方改革に取組み易い環境整備を進めた。上記成果を基に同病院は働き方改革を進め、長時間労働の改善やサステナブルな医療体制の確立によって「北陸一働き易い病院」を目指す。


以下は、実施した具体的な取組みの一部。

  1. 会議時間の見直し
  2. 患者家族への病状説明時間帯の見直し
  3. 病棟面会時間の短縮
  4. 日当直・平日ER当番の定時での交代の徹底
  5. 一人医長である眼科手術数の抑制
  6. 定年再雇用医師による救急担当日を増やし、タスクシフトを推進
  7. 中央材料室業務の外部委託



今後は、昨年度の成果を礎に病棟での働き方改革コンサルを提供。より一層の働き方改革の進化と病院内の連携の強化、相互支援する意識の醸成・拡大による自律的な働き方改革を広げていく予定。他にも、午前中からの手術実施、特定医師の院外勤務日減少による労働時間抑制、クラークによる初診患者のカルテ問診記載等を進める。


画像:㈱ワーク・ライフバランス

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