「脱ゆとり世代」が求める政治家とは?|『参院選』二〇二二

【社会・政治考察】 若者にとっての「理想の政治家」の要素は何か。令和四年五月十九日にSHIBUYA109エンタテイメント(代取:石川あゆみ)が、『Z世代の政治に関する意識調査 二〇二二年版』を発表した。


一都三県の男女、「脱ゆとり世代」である十八歳~二十四歳(大学生・短大・専門学校生)が対象。回答者数は四百人(男女同比)。同社は「ゆとり世代(二十六歳~三十五歳)」をZ世代に含まない模様。


投票意向は四割が「必ず投票」。三割が「投票したいが未だ分からない(日時や場所に拠る)」、一割強が「投票しない」、一割が「分からない」と脱ゆとり世代は政治へ積極的だ。


上図は「投票に行き難いと感じる理由(複数回答)」。

  1. 投票したい候補者が居ない⇒見出しの件
  2. 特に無い
  3. 投票しても社会は変わらない⇒誤り。人口統計では「若者・若手:中堅:シニア」は「一:一:一」。ハイムの不徳の致すところ
  4. 選挙に行くのが面倒臭い⇒確かに。さっさとネット投票を
  5. 明らかに強い候補者…⇒誤り。若者・若手が動くと結果が変わる点を報じてきた
  6. 政治に関心が持てない⇒見出しの件
  7. 選挙より…⇒洗脳成功(学校教育)。どの世代、どの国においても政治が最高の優先順位
  8. 知識が無く…⇒問題無し。中堅・シニアは若者・若手よりも知識が乏しいが投票している

<不誠実世代>


 一位と六位が本題です。日本の政治に期待しているか、の問いでは「そう思う」が二割とまずまず(パレートの法則/経営学・経済学より)。「そう思わない」と「どちらとも言えない」は四割。上記三位が直結しています。


さて、上図が表題の結果です(複数回答)。政治家と言えば、通常は国会議員の事をイメージします。現在の国会にて若者・若手は少数で圧倒的に中堅が多く、次いでシニアです。中堅は「氷河期世代・前期」「バブル世代」「しらけ世代」の三世代となります。その中堅のイメージが左(青)のイメージなのでしょう。


脱ゆとり世代にとっては、親御さんの世代でもあります。詰まり、実は政治家だけではなく、社会一般の中堅三世代に対する若者のイメージと捉える事ができるでしょう。これは痛恨です。不誠実な人間の模様です。若者は、この中堅三世代が、今から右(赤)の理想像へ変われると信じれますか?



思いと望みを伝える事がコミュニケーション

 親御さんや上司でも、先ずは上図をLINE等で送ってみましょう。現在の思いと望みを伝える事は、人として非常に重要です。何ら恥じる事は無く、下の世代は積極的に上の世代へ伝えた方が社会が良くなるものです。


その際に、相手方のリアクションは気にしない事です。精神年齢が高ければ優れた応対をし、低ければ見切りを付けれる、というものです。昭和「高度経済成長期」は、下からの意見(ボトムアップ)が強かったのです。ですので、全世代で向上できました。もし黙っていても世代が異なるので、相手方へ恐らく余り伝わりません。


親御さんや上司へチャレンジしてみたが、何らかの兆しが見えそうにないのであれば、心に線を引き、自身達である若者・若手が右(赤)を目指します。中堅になるまでですので、時間は結構ある筈です。これからの日本を良くしていきましょう。



政治家へ画像を送ってみよう(Let's try)

 そして、未来の若者・若手から見て「誠実で、対応が早く、時代に合った価値観があって、有言実行で、庶民的な感覚」な中堅に成れば良いのです。

特に、誠実さだけでも頑張りましょう。



今回は政治家がテーマでしたので、地元の政治家へ上図を送ってみましょう。大抵、HPにEメールアドレスかSNSがあります。以下は送信例です。

件名:とある〇〇歳の有権者です。政治家のイメージを伝えます。
本文:〇〇殿(←様ではありません。主権者から公務員ないし候補者へは“殿”を使います)
画像を添付します。
ご一考下さい。


政治も社会も、先日の米欧やフィリピン「統領選」の様に若者・若手次第です。三十歳以上が立候補できる『参院選』は、今夏です。


記事:京秦正法

画像:㈱SHIBUYA109エンタテイメント

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