『金融サービス利用者相談室』相談内容

【金融報道】　金融庁（大臣：鈴木俊一）は、令和四年五月二十七日に四半期『金融サービス利用者相談室』における相談等の受付状況等を開示した。期間は元日～三月末日。

今期の同相談室に寄せられた相談等の受付件数は一万千四十六件。前期（同三年十月一日～大晦日）件で、略同水準（＋百七十一件）。

以下は分野別。括弧内は前期比。

1. 預金・融資等；四千三百五十二件 （＋六百十件）
2. 保険商品等；一千七百五十三件（＋二十八件）
3. 投資商品等；二千四百四件（▲二百三十六件）
4. 貸金等；五百六十件（＋七十件）
5. 資金移動・前払式支払い手段等；百六十九件（▲二十七件）
6. 暗号資産（仮想通貨）等；七百五十五件（▲二百七十件）
7. 金融行政一般・その他；一千五十三件（▲四件）

上記受付件数の内、コロナ関連の「金融庁相談ダイヤル」を通じた受付件数は二百五件。前期比で、略同水準（▲七件）。以下は分野別。

1. 預金・融資等；百六十五件（▲十三件）
2. 保険商品等；二件（＋二件）
3. 投資商品等；〇件（±〇件）
4. 貸金等；十七件（＋四件）
5. 資金移動・前払式支払い手段等；〇件（±〇件）
6. 暗号資産（仮想通貨）等；同（同）
7. 金融行政一般・その他（他省庁の施策に関するもの等）；二十一件（同）

金融庁では、金融サービス利用者の利便性の向上を図ると共に、寄せられた情報を「金融行政」へ有効活用する為、電話・Ｗｅｂ・ＦＡＸ等を通じた質問・相談・意見等に一元的に対応する同相談室）を開設している。

利用者からの相談等については、専門の相談員（金融サービス相談員）が電話で応対。相談員は、問題点を整理する為のアドバイスや業界団体が開設している紛争解決機関等の紹介を行っている。また、寄せられた相談等の内容や処理状況等については、金融庁内の関係部局に回付し、検査・監督部門が行う金融モニタリング等の参考として活用している。

寄せられた相談等の内、利用者に役立つと思われる相談事例及び当該アドバイス等を公表している。

写真：ニュートン・コンサルティング