サウジがダボス会議二〇一八にて国の指標プラットフォーム『IPH』を公開

【政治報道】 中東・サウジアラビア王国(国王:サルマーン・ビン・アブドゥルアズィーズ)は、平成三十年一月二十三日に瑞・ダボスにて開催した「世界経済フォーラム年次総会(ダボス会議)」にて、他国に比較して自国の成果の軌跡を測定する王国独自のデータツールである双方向プラットフォーム『International Performance Hub(IPH)』を初公開し、ベータ版を開始した。決定版の開始は新元号元年後半の予定。


IPHは二百ヶ国以上の比較が可能で、十二の主要項目に分かれ、五百以上の重要成果指標を追跡する。世界銀行や経済協力開発機構(OECD)を含む重要な国際機関の指標をまとめる。開発したのは独立政府機関の「National Center for Performance Measurement(国家成果測定センター、Adaa)」。開発目標の達成に取組む各国の進展を辿る技術・成果データの利用を促すもので、公共部門と公共部門以外の一貫性、説明責任と透明性の促進を目指す。


Adaaののフサメディン・アルマダニ長官は「サウジアラビアは大きな複数年に亘る改革に着手している。野心的なビジョン2030計画は国の成果の殆どあらゆる局面に関係し、社会経済の全分野で大きな前進を期待している。国家は改革で多くの目標を追求しており、その進展を国際的な最良事例を背景に比較対照する事は極めて重要だ。」と語った。


経済学者で「Positive Planet and the Positive Economy Forum」のジャック・アタリ会長はIPHのデータ・ナレッジ・パートナで、本ツールの意義を説明。「IPHは公共政策の影響に関する共有知識を通じて透明で明確なガバナンスを促進する本当に必要なツールを発表する。ダボスでその開始を発表する事は非常に前途有望な出発であり、真に世界的で協調的な野心の機会となる。」と述べた。


ニュース提供:PR Newswire=共同通信JBN

画像引用:International Performance Hub [IPH]/Twitter

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