介護・医療業界でM&Aが三.四倍|M&Aサクシード

【ビジネス報道】 令和四年七月十一日にビジョナル(4194.Tg)GのM&Aサクシード(代取:金蓮実)は、同社が運営する 法人・審査制M&Aマッチング「M&Aサクシード」にて、掲載している介護・医療業界関連の譲渡案件数が三年前の同月比で三.四倍(六月時点)であった事を発表した。


同月時点で本マッチングに登録している累計「譲り受け企業」八千社超の内、両業界関連のM&Aを希望する企業も四百三社(同比で二.五倍)と増加した。


深刻な人手不足やコロナ禍の影響により、介護業界の中小の経営は厳しい状況。一方で、高齢化により、今後も市場の成長が見込まれる中、介護人材を確保して規模のメリットを生かす為に、大手がM&Aによって事業拡大を図る動きが活発化。業界の再編が進んでいると同社。



<コロナ支援が途切れると>

 介護業界でM&Aニーズ増の原因は、オーナー経営者の高齢化に加え、経営環境の悪化が挙げた。介護サービスの「有効求人倍率」は三.三倍(四月)。全職種平均を大きく上回る{一般職業紹介状況(四月分)について/厚労省}。慢性的且つ深刻な人手不足は、入居者の受け入れ制限や人件費の上昇に繋がっている。


またコロナ禍において、入居者の感染防止に取組む必要があり、中小が単体で経営を続けるのが難しい。昨年の「老人福祉・介護事業」倒産は八十一件(前年比で三十一.三㌫減)。過去最多だった一昨年の百十八件から減少(二〇二一年 老人福祉・介護事業の倒産状況/東商リサーチ)。


一見すると改善されている様に見えるが、これはコロナ関連の資金繰り支援効果等で抑制されている為と分析した。



規模拡大とコスト減=M&A

 一方、本年から「団塊世代」が後期高齢者(七十五歳以上)となり、中長期の需要が見込まれ、介護業界市場は今後も成長する見通し。成長を加速させる為に、「M&A経営」を積極的に行う介護サービス企業が増えている。


M&Aにより、スケールメリットを享受できるだけでなく、人材も確保できる。施設の収入になる介護報酬は、国が地域やサービス毎に単価を定めている為、大幅に売上高を増加させる事が難しい状況。その中で収益を出す為には、規模を拡大し、コストを削減していく事が重要とした。


画像:㈱M&Aサクシード

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