ストレスと回復を測定できるFIRSTBEAT｜第四回ウェアラブルEXPO

【美容報道】　平成三十年一月十六日から十八日に東京ビックサイトにて開催された第四回『ウェアラブルＥＸＰＯ』でフィンランドの「ＦＩＲＳＴＢＥＡＴ（ＣＥＯ：Ｊｏｎｉ　Ｋｅｕｔｔｕｎｅｎ）」が出展した。同社はスポーツや健康な状態に関する生理学的分析の企業だ。

心拍データを運動やストレス、回復等に関する情報をユーザに指し示す。数千の企業や数百のスポーツチーム、ウェルネス専門家等から支持される実績を有す。プロスポーツ向け、消費者向け製品、良健康サービスの三種に分けられる。レッドブルやシカゴ・ブルズ、ファーウェイ、サムスン、ソニー、ＢＭＷ、アクセンチュア、キャノン、ユニリーバ等の世界企業が取引先。ブースは残念ながら英語のみの対応であった。

計測できるデータは以下の十八種。

1. VO2max Fitness Level；フィットネスでの能力の引出し基準
   
2. Calories Burned；カロリ計測
   
3. All-day Stress & Recovery；ストレスと回復状態
   
4. Training Effect: Aerobic；完璧なトレーニングの為の効果測定
   
5. Training Effect: Anaerobic；アーカイヴ データを利用した現状把握（種目別）
6. Recovery Time Advisor；充分な回復時間の提示
   
7. Training Load；生理的影響の把握
   
8. Training Status；効果評価
   
9. Real-Time Performance Condition；現状把握
   
10. Lactate Threshold；持続力とユーザ最適
    
11. Functional Threshold Power (FTP)；疲労からの計画提案
    
12. Race Time Predictor；ユーザを予測（マラソン等）
    
13. Fitness Age；フィットネス年齢
    
14. Personalized Training Plans: Cardio；お薦めトレーニング（強弱）
    
15. Personalized Training Plans: Running；目標設定とトレーニング内容の自動化
    
16. Quick Stress Level Test；簡易ストレス チェック
    
17. Quick / Overnight Recovery Test；回復レベルの把握
    
18. Physical Activity Score；身体活動のスコア化
    

現在のフィットネスは負荷を掛け続けるだけでなく、回復（リカバリ）を重視している。適切なフィットネスは適切な筋肉を構成する。その為に回復は欠かせない。その回復を計測できるウェアラブルは、まだまだ少ない。同社のＨＰでは上記の十八種を採用した製品を掲載している。睡眠の品質も計測できる点は持続的フィットネスには大きいだろう。

記事：金剛正臣×撮影：岡本早百合