野党は与党の様に民の需要を知り、学ぼう

【政治論説】 平成三十年二月四日の沖縄・名護市長選で与党が推す候補者が勝利した。野党が推した候補者との差は三千五百票で、両得票数の内、その差は九㌫となった。決定的な差は何だっただろうか。ハイムは日常とみる。


最終日の自民・小泉進次郎の応援演説で「もしも名護市が今迄の八年間で良いと思っている方が多くいたら、市の職員さんが渡具知の話しを聴くでしょうか。」と述べた。最終日の三日前にも小泉が応援に入っていた。その時に市役所から職員が演説を聴いていた。


米軍の普天間基地の名護市辺野古移設に向けて護岸工事中の選挙戦であったが、名護市民は日常の改善を望んだのではないだろうか。沖縄の「子どもの貧困率」は全国平均の二倍で、有効求人倍率も全国平均より低い。基地問題も大事だが、日々の日常の改善を訴えた与党が推した候補者が勝った。


一方の野党が推した候補者の応援には自由・小沢一郎と共産・志位和夫が入った。だが、いつも通りの安倍政権の批判や基地問題の話しに終始し、日常の具体的改善策は乏しいと市民は判断したのだろう。これが現在の野党の問題である。


市民だけでなく、国民は日常の改善を望んでいる。これが政治への重要だ。与党は実現可能な具体策を提示し、もう何年も支持を得ている。野党は実現に乏しい理想論を提示し、与党を糾弾しているだけにみえる。選挙結果が事実なので、そう判断せざるを得ない。


小泉は強い野党を求めている。国民も同じであろう。優れた政策、実現可能性、行政を担える実力、そして日常の改善。これらを与野党で比べたい。文句だけは要らないのだ。強い与党と強い野党。この二つがあってこそ、両者の政治家が切磋琢磨して、より良い政策が創り上げられるのではないだろうか。


今回の選挙結果を鑑みて野党の議員は民の需要を知り、政策に関する勉強をすべきだろう。

(了)


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