『TGS2018』はe-Sportsを強化、日本ゲーム大賞に新たに「U18」部門も

【ビジネス報道】 平成三十年二月二十二日に東京・紀尾井町にて、コンピュータエンターテインメント協会(CESA、会長:岡村秀樹)と日経BP (代取:新実傑)は『東京ゲームショウ(TGS)二〇一八』の開催発表会を行った。二十八回目となる本年のテーマは「新たなステージ、開幕。」となった。


会期は九月二十日から二十三日までの四日間。千葉・幕張メッセにて。TGSは過去二年連続で六百社超が出展。過半数が海外勢となっており、内、アジアが二百社、欧米が百社程度。来場者数は五年連続で二十五万人超で、力を入れているネット配信でも昨年は六百万のアクセスを得た。プレスの人数も六千人に迫っており、内、海外プレスは一.五千人。商談のアポシステムも登録社数は一千を超え、商談数は二千件超を記録した。


岡村会長(乙未、写真最上)は「TGSの発信力が強くなってきた。東京が(ゲームにおいて)世界の中心である。」と誇り高い。昨年の特設ブースで六千人を動員し、ネットでも九十万近いアクセスがあった「e-Spots」もキャパを拡大し、予選を会場内で行える様に強める。セガHDの代取でもある岡村会長は先日に設立を発表した「日本eスポーツ連合(JeSU)」においても代表理事を務める。TGSを「情報発信のリソース提供の場」にしていきたい。


新実代取(己亥、写真上)は重点する四つの柱を指し示した。B2C向けの「e-Sports」「ネット動画配信」、B2B向けの「グローバル」「VR等の新技術」だ。「ネット動画配信」では昨年に中国の動画サイト「Douyu」で百五十万のアクセスを得た。特に同社が報道現在で五十のメディアを有している点に触れて「(TGSの)戦略のお手伝いに注力したい。」と述べた。同社は事務局という中立な立場からメディア各社へのサポートも行う。先日に創刊した「日経クロステック」を挙げ、「クロス領域からのイノベーションを。クロスする事で、どれだけ変わってきたか。」と掛け合わせの重要性を説いた。


また同日よりブース出展社を募集開始。新たな取組みとしては「日本ゲーム大賞」において「U18」部門を新設し、小中高生による決勝大会をTGSで行う。


記事:荒田雅、撮影:金剛正臣

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