電通PRの書籍『PR思考』は広報担当・経営者・商品担当・研究開発・人事・マーケが対象

【書籍】 平成三十年三月十五日に電通パブリックリレーションズ(代取:畔柳一典)は、書籍「デジタル時代の基礎知識『PR思考』人やメディアが『伝えたくなる』新しいルール/翔泳社」を発売する。本書ではPRのプロセスを「思考」と「手法」に分け、実務に生かせるプランニング体系として整理している。PRのみならず、他の業務にも役立てられる「PR思考」を中心に解説した。


著者は同社勤務の根本陽平と伊澤佑美。根本は実務と分析・研究・メソッド開発などを同時に行うPRSJ認定PRプランナで、PRをテーマに企業や各大学で講義する。宣伝会議「オンライン動画プランニング実践講座」の講師も務める。伊澤は自社メディアの編集長を六年間、務めた。外部メディアでの連載・寄稿等も手掛け、PRをテーマに日本PR協会や企業、大学、地方自治体で講義する。両名とも著作が既にある。


「PR思考」は期待する世の中の反応(ゴール)を設定し、反応から逆算をするコミュニケーション・プランニング・プロセス。本書では「PR思考」に資する各メソッドを紹介する。情報流通構造が複雑化したデジタル時代に合致したPRの新・定番書として広報担当者や経営者、商品担当、研究開発担当、人事担当、マーケティング担当、宣伝担当等と所属部署や企業規模を問わない。本書は、翔泳社のデジタル時代を生き抜くための新バイブル「デジタル時代の基礎知識」シリーズの一冊。同シリーズには「マーケティング」「リサーチ」「SNSマーケティング」「ブランディング」等も刊行している。


本書の内容は以下の通り。

  • Introduction:「PR 思考」で明日から仕事が変わる!
  • 第1章:PRって何だろう? ~押さえておきたいPRの歴史社会学~
  • 第2章:PR思考に必要なメソッド① エクリプスモデル(注1)
  • 第3章:PR思考に必要なメソッド② PR IMPAKT®(注2)
  • 第4章:PR思考に必要なメソッド③ 感情トリガー(注3)
  • 第5章:PR思考の活用例 成功事例アレコレ
  • 第6章:「PR手法」のキホンのキ
  • 第7章:デジタル時代のPR手法
  • 第8章:「PRマスター」になるための心得


エクリプスモデルとは、商品、ブランドがもつエレメントを「自負」と「自虐」に分類し、それぞれの項目と世の中の「関心」「問題」と関連づけ、PRのプランニングをする上で必要なコアアイデアの創出を行うメソッド。

PR IMPAKT®とは、メディアが報道したくなる要素を分析しメソッド化したもの。電通グループで開発。IMPAKT®はInverse(逆説、対立構造)、Most(最上級、初、独自)、Public(社会性、地域性)、Actor/Actress(役者)、Keyword(キーワード、数字)、Trend(トレンド、時流、季節性)の頭文字。

感情トリガーとは、生活者が思わずシェアしたくなる感情を分析し、メソッド化したもの。電通グループオンライン動画専門チーム「鬼ムービー」で開発。


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