【ビジネス報道】 令和四年十月三十一日にライフエンディングテクノロジーズ(代取:白石和也)は、メディア向けに『エンディング業界の新しい情報・トレンド』を配信した。「進む葬儀のDX化」と「新たな納骨の形」。
終活案件。
同社は、葬儀社の売上が上がる「葬儀顧客管理システム(B2B)」を提供。これまでの葬儀は、遺族側の選択肢の少なさや葬儀業者と遺族との情報格差により、費用が高額化する課題がある。
他にもFAXや来店相談等、アナログな形での手続きが主流となっていたが、システム化やAI導入等のDX化が進み、手軽に相談ができる様になっており、前者では遺族へ寄り添った様々な新サービスが登場している。
オンライン葬儀参列システムの「スマート葬儀(B2C)」は、葬儀会場から配信して遠隔参列が可。香典・供花・供物・返礼品もクレジット決済できる。参列時には事前登録で記帳を省き、受付はQRコード。
また同社は、埼玉・入間と死後の行政手続きに係わる「埋火葬許可DX化推進に関する協定」を締結。日本初。各書類(死亡診断書・火葬許可書・埋葬許可書)をデジタルで発行・連携・保管する実証実験を視野に、“未来の当たり前”を行う手順や手法を検討していく。
- プロジェクション マッピング葬/愛知「白川会館花音」;故人の写真やメッセージを、花火や流れ星の映像と共に祭壇に映し出す
- アバタ葬/大分「大の葬祭」;遠隔でアバタを操作し、葬儀に参列
新たな納骨
後者では、近年、納骨施設等の供給過多が進んでおり、今後は納骨堂が経営破綻するケースが増える点に着眼。「永代供養」の在り方も見直されつつあり、核家族の増加や生活様式の多様化等の影響で、「お墓を持たない世帯」が増え、全国の「墓じまい」数も増加の一途を辿っている。
こうした状況を受けて「納骨」も多様化。ニーズに合わせ新たな納骨方法・サービスが登場してきている。
- 宇宙葬;遺灰等を収めたカプセルを、ロケットに載せて宇宙空間に打ち上げる散骨。最終的に大気圏突入時に燃え尽きる為、宇宙のゴミにならないという
- ダイヤモンド葬;遺骨を埋葬せずに傍に置いておく「手元供養」の新しい形。全ての遺骨を使ってダイヤを生成する。ダイヤの高度や輝度は、天然のものと略同じ。製作期間は約半年
- 海洋散骨;二㍉以下のパウダ状に加工し、海に撒く。昨年に厚労省がガイドラインを公表。費用は数万円から
- 樹木葬;墓石代わりに、樹木や草花をシンボルとして埋葬する。大半の場合、宗教・宗派を問わない。永代供養なので継承者も不要、墓じまいも不要。入檀義務も無い。一般墓より費用も安い
画像:ライフエンディングテクノロジーズ㈱
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