阿部寛が「Excellence in Asian Cinema Award」受賞へ

【芸術・芸能報道】 令和五年二月六日にアジア映画賞アカデミーは、アジア全域版アカデミー賞・第十六回『アジア・フィルム・アワード』にて国内外で幅広く活躍し、日本を代表する俳優・阿部寛(甲辰)へ「Excellence in Asian Cinema Award」を授与する事を発表した。

三月十二日に香港にて授賞式を執り行う。


本アワードは、優れた才能を有す映画人にスポットを当て、その映画人のアジア映画界・アジア文化における業績と貢献を称える賞。日本人としての受賞は中谷美紀(丙辰)、役所広司(丙申)に続く三人目。


阿部は、昭和六十二年の映画「はいからさんが通る」で俳優デビューしてから三十年以上のキャリアを誇り、国内外で九十本以上の映画作品に出演(報道現在)。海外の作品にも多く出演しており、初の主演映画は、平成二年の香港との合作作品「孔雀王 アシュラ伝説」。


以下は阿部のコメント。

この度「Excellence in Asian Cinema Award」を受賞する事ができ、とても光栄に思います。AFAのような大きな賞を頂き、本当に驚いています。

受賞を聞いた時は、これまでずっと一緒にやってきたスタッフさん達が傍におり、皆で本賞を分かち合える事が嬉しく、大変感謝しています。




<ノミネート映画>

 また、本アワードの各ノミネーションも同日に発表。日本は五作品を計十四部門にてノミネートした。日本からは作品賞や、監督賞、脚本賞等の八部門の候補として若手・濱口竜介(戊午)監督の映画「ドライブ・マイ・カー」を選出。


他にもカンヌ映画祭で話題になった映画「PLAN75」の中堅・早川千絵(丙辰)監督が新人監督賞に、倍賞千恵子(辛巳)が主演女優賞候補として名を連ねている。


加えて、第三十五回『東京国際映画祭』のコンペ部門に選出された映画「エゴイスト」の鈴木亮平(癸亥)と映画「ドライブ・マイ・カー」の西島秀俊(辛亥)が主演男優賞、同じく同作品群から宮沢氷魚(甲戌、エゴイスト)と岡田将生(己巳、ドライブ・マイ・カー)が助演男優賞、そして映画「ある男」の安藤サクラ(丙寅)と「PLAN75」の河合優実(庚辰)が助演女優賞と、各賞でWノミネートされている。



新人賞には、香港のミュージカル映画「アニタ」よりルイーズ・ウォン(王丹妮、庚午)をノミネートした。ルイーズは本作で初主演。



二月三日にマレーシア出身のリン・ミンチェン(林明禎、庚午)は、アジア映画賞アカデミーと「香港浸会大」の共催セミナにて、デビュー作「霊幻道士 こちらキョンシー退治局(二〇一七)」と映画「ワン セカンド チャンピオン(二〇二〇)」に触れながら、交流を深めた。

リンは本アワードの大使。


写真:アジア・フィルム・アワード・アカデミー

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