【政治報道】　令和五年五月十二日にノンフィクション作家・河添恵子（癸卯）は、動画『断崖絶壁のアメリカ～自由と民主なき破壊国と日本は共存共栄できるのか？』をライブ配信した。

テーマは同五（二〇二四）年『米統領選』。

四月十九日に民主党の「候補指名争い」へロバート・ケネディＪｒ（甲午）弁護士が立候補を正式表明。米統領選は「本選（秋）」にて民主党ｖｓ共和党の構図となる。その前段階が、両党から各統領候補を選ぶ「党大会（夏）」。

この党大会に向け、ケネディＪｒ弁護士が立候補する。米グローバル金融資本に対抗し、暗殺された民主党ジョン・Ｆ・ケネディ（丁巳）元統領の甥。

＜ケネディJrの可能性＞

　　報道現在で六十九歳のケネディＪｒ弁護士が対峙するのは、ジョセフ・バイデン（壬午）米統領。恵子記者は、八十歳のバイデン米統領に「この方が、世界Ｎｏ．１の大国を統治する激務を熟（ｺﾅ）せるのでしょうか？」と疑問視。

バイデン米統領は、統領府「ホワイトハウス」の向かいにフェイクのホワイトハウスを用意し、演説・発信を行っている事を就任早々から報じられていたと伝えた。

共和党の有力候補であるドナルド・トランプ（丙戌）元統領は、七十六歳。

世論調査

　恵子記者は、世論（ｾﾛﾝ）調査機関「モーニング・コンサルタント」のデータを提示。民主党員のケネディＪｒ弁護士への投票意向は「有権者登録済み」の一割、「未登録者」の五割弱となった点を伝えた。

同機関「ラスムセン・レポート」の調査では、バイデン米統領とケネディＪｒ弁護士の割合は共に四割弱と拮抗している点も伝えた。

また、バイデン米統領の「不支持率」は五割強。民主党党員の六割が「彼が再び出馬する事を望んでいない」とのデータも伝えた。

＜トランプとの類似点＞

　共和党の方はどうか？共和党組織「ＮＹヤング・リパブリカンズ・クラブ」の世論調査で、トランプ元統領が六割強と圧倒的。次点の四十四歳ロン・デサンティス（戊午）フロリダ州知事に対し、Ｗスコア。

恵子記者は、トランプ元統領とケネディＪｒ弁護士を「（両者の）主張には似た部分が多く、断崖絶壁の米国、米国が抱える“闇”を語っている点です。」と伝えた。両者が来秋の本選まで上がってくると、「無党派層の取り込みで、双方の特徴がより先鋭化してくるでしょう。」と予想。ケネディＪｒ弁護士の言葉を引用した。

現在の政治システムは壊れています。アメリカンドリームは、多くの人にとって悪夢に変わった。この悪夢から私達を解放する為に、私達は特別な利益を企業のドナーに翻弄されない「新しい種類のリーダシップ」を必要としています

予想される邪魔

　今後、ケネディＪｒ弁護士の支持率が上がっていくと、前回の米統領選と同じ様に、米マスメディアからトランプ元統領への誹謗中傷等が行われ、その度合いはトランプ元統領を凌ぐ可能性にも言及した。

「何故なら、ケネディ氏の方が現状で既に、より具体的に（ＤＳの）タブーに切り込み、現在の米国が抱える問題について指摘し、発信をしているからです。」と述べた。

ケネディＪｒ弁護士を一躍有名にしたのが、令和三年の書籍「The Real Anthony Fauci／Skyhorse」。報道現在で「ベストセラー一位／アマゾン」。コロナワクチンの闇（行政とビジネス）を伝え、結果、米国では「ワクチン接種率」を四割に留める事に成功。日本は八割～九割。

＜ケネディJrの正義＞

　恵子記者はケネディＪｒ弁護士を「十八年という長い歳月。巨大な悪と、司法を舞台に闘い、勝利を捥（ﾓ）ぎ取ってきた弁護士なのです。」と説明。大手・製薬会社等と法廷闘争をしてきた。重ねてケネディＪｒ弁護士の言葉を引用。

「彼等」が牛耳る政府は、米国人民に嘘を吐（ﾂ）いており、これは許し難い事です。私は決して嘘を吐かない事を約束します

以下は、恵子記者が挙げたケネディＪｒ弁護士の政治活動。

1. 製薬会社やロビイストと法廷闘争にて勝利
2. 軍産複合体を非難
3. 現状の民主党・共和党を「戦争党」を揶揄
4. 政府・マスメディアの検閲に反対
5. 縁故資本主義に反対
6. 癌を引き起こす農薬を日常使いする企業と闘い、勝利

DSが最高に潰したい政治家

　草の根から立ち上がったケネディＪｒ弁護士を恵子記者は、「ＤＳにとって最高に潰したい相手である筈です。ＤＳにとって、最も不都合な存在である事には間違いありません。」と述べた。

更に動画では、マスメディア（ＣＢＳニュース）と米ＣＩＡ（中央情報局）との連携を伝えた。その中で、ウィリアム・コルビー（庚申）元ＣＩＡ長官の言葉を伝えた。

ＣＩＡは、主要なメディアで重要な人物全員を所有している

CIA解体

併せて、平成二十九年のウラジーミル・プーチン（壬辰）露統領の言葉も引用。

世界のテロ攻撃の九十五㌫は、ＣＩＡが作っている

ケネディＪｒ弁護士が「ＣＩＡは再編されなければいけない。」と、ＣＩＡが本来の情報を集める仕事から戦争・暗殺・不正選挙・海外クーデタを起こさせていると主張している点を伝えた。ケネディＪｒ弁護士は米統領になったら、ＣＩＡを解体する意向。

叔父のケネディ元統領は、生前にＣＩＡを解体しようとしていた。

画像：Robert F. Kennedy Jr.／audible、米大統領選のしくみ／朝日新聞、【LIVE】5/12（金）20:00〜「断崖絶壁のアメリカ～自由と民主なき破壊国と日本は共存共栄できるのか？」ーノンフィクション作家 河添恵子、The Real Anthony Fauci／Amazon