スタイルは遺伝だけでなく、何で決まるか

【美容・人生ニュース解説】 平成二十八年一月七日にウェブメディア「ライフハッカー/メディアジーン」が記事『遺伝子は運動能力にどれだけ影響するの?』を公開した。ヒトの身体的な運動の特性は“遺伝”と“環境”で決まり、生まれもった遺伝的な影響を変えるコトができる、という要旨のモノ。当該ニュースに関し、解説する。


遺伝率の高い特性だからと言って、あきらめる必要はないのです。遺伝的な影響が非常に大きな特性もありますが、それでも変えることはできます。たとえば、肥満は遺伝の影響が70%と非常に大きいのですが、知ってのとおり、食事とエクササイズを通じて変えることは可能


当該記事で着目している点は“遺伝率”。遺伝子の影響を数値化したモノ。“遺伝率”の高いモノの例に、身長を挙げている。逆に“遺伝率”の低い(環境次第で大いに変わる)モノに、有酸素運動・筋力・筋肉量を挙げている。そして二万以上の遺伝子の内、研究が為されているモノは数百程度で、まだまだ不明点が多いと伝えている。



<筋トレは脳も大きくする>

 当該記事は、運動能力の遺伝にフォーカスしているが、FPhime的なポイントは“筋力・筋肉量”だ。どんなに華奢なヒトでも遺伝に関係なく“筋力・筋肉量”が変わる、という事実。この科学的根拠は大きい。肥満の“遺伝率”は高い様だが、環境(食やトレーニング)で改善が可能である点にも触れている。重要な要素は、脳の活動と“筋力・筋肉量”だ。


スポーツクラブでトレッドミルやバイクをこいでいる人は、筋肉だけでなく脳も大きくしているのです・・・さらに運動をすることで、ストレスに強い体質になることもできる


まず前提として、筋肉と脳は脊髄で繋がっている(筋電信号)。運動すれば、筋肉が動き、脳が活性化する。記事『痩せるだけじゃない!運動は「脳の活動をぐぅ~んと高める」と判明/小学館』では、脳科学者である諏訪東京理科大学の篠原菊紀 教授が運動の効果を解説している。



<筋トレのススメ>

 詰まり、スタイルやプロポーション、運動能力は環境(運動する生活)という努力で良くするコトが可能だ。そして運動(筋トレ)は、脳を大きくし、ストレスに強くなる。顔は簡単に変えられないが、スタイルは筋トレで変えられる。頭も筋トレで良くするコトができる。逆を云うと、筋トレをしなければスタイルは悪くなり、頭も悪くなっていくとなる。


先の篠原教授は、コナミスポーツプラザ(代取:塩野 紀子)でもインタビュ「運動と脳にはどんな関係がありますか?(画像引用)」で理論が紹介されている。運動は自分を丸っきり変えるコトができる。遺伝が全てではない。心も頭も身体も良くなる。


その大きな変化は、仕事やプライベートを全く変えるだろう。それは人生を変えるコトに他ならない。心も強く、頭も今より良く、身体も醜くない。これは全く違う自分ではないだろうか。FPhimeが筋トレを強くススメる理由が、これだ。筋トレは人生そのものを、大きく良い方に変えてしまうのだ。

(了)


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