英国の舞台『アマデウス』は日本橋・川崎・名古屋・大阪・中洲で上映

【芸能報道】 「ナショナル・シアター・ライブ二〇一八」の舞台『アマデウス/カルチャヴィル』が、平成三十年七月十二日まで東京・日本橋、神奈川・川崎、愛知・名古屋、大阪・梅田にて上映されている。福岡・中洲は十三日まで。併せて二本の映像も公開。「モーツァルトについて語るアダム・ギレン(最下部)」と「サリエリについて語るルシアン・ムサマティ」。


「モーツァルトに嫉妬心を抱いた宮廷音楽家サリエリは、果たしてモーツァルトを殺したのか」。衝撃的な内容で映画版はアカデミー賞主要八部門を受賞した映画「アマデウス(一九八五)/松竹富士」。映画版は日本でも有名だが、舞台『アマデウス』も昭和五十四年に英国ナショナル・シアターで上演されて以降、ブロードウェイでも上演されてトニー賞を含む数々の演劇賞を受賞してきた不朽の名作。そして今回、本場の英国ナショナル・シアターが再び『アマデウス』を名優ルシアン・ムサマティ(丙辰)やアダム・ギレン(乙丑)らで上演。「完璧なる作品(デイリー・テレグラフ)」と絶賛された。


公開した映像は、劇中で人間の内面に潜む嫉妬心や虚栄、そして後悔等の複雑な心理を見事に表現したサリエリ役のムサマティと自由奔放で個性的なモーツァルトを見事に演じたギレンのインタビュ。本作はムサマティら英国を代表する実力派俳優達の演技はもちろん、豪華な衣装とオーケストラの演奏も見所。英国に行かずに日本の映画館で最高峰の演劇を観覧できる貴重な機会だ。


また「ナショナル・シアター・ライブ二〇一八」では九月下旬から子どもが欲しいのに授かれない女の物語りの舞台「イェルマ」、十月下旬から結婚を後悔する熟年夫婦のミュージカル「フォリーズ」、十一月下旬からドイツ人哲学者カール・マルクス(戊寅)の若かりし頃のコメディ「ヤング・マルクス」とローマの英雄ガイウス・ユリウス・カエサル(辛巳)の暗殺と後継者争いを描いたウィリアム・シェイクスピア(甲子)の史劇「ジュリアス・シーザー(英語読み)」を上映する。


画像提供:カルチャヴィル合同会社

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