【社会報道】 平成三十年八月七日に浅草サンバカーニバル実行委員会(委員長:丸山眞司)は、プレス説明会を行った。三十七回を数える本年の『浅草サンバカーニバル』は二十五日に馬道通りから雷門通りにて、二十四チームの計五千人がパレードする。雨天決行。昨年の観客数は五十万人だった。
浅草のカーニバルは北半球で最大規模を誇る。中継は地デジ十一チャンネルのJ:COM、ライヴ配信は「ど・ろーかる」アプリが担う。表彰式は後者のみ。十三時から始まるパレードは四つのリーグに分かれている。小学生等も出る「コミュニケーション リーグ」、十チームからなる「S2リーグ」、特別協賛の「テーマ・サンバ リーグ」、そして八チームからなる「S1リーグ」。Sリーグはコンテスト形式で得点を競って優勝を目指す。
S2リーグは概ね三十名以上で百五十名未満が目安。「アレゴリア」と呼ばれる山車は無い。必須は自チームの実演によるダンス・演奏・歌唱。オリジナル楽曲以外の使用も認められている。
S1リーグは最低が百五十名以上のチーム。上限は三百名と大規模。S2と異なり、ダンス・演奏・歌唱に併せて「アレゴリア」が必須。減点対象も厳しい。先頭でチームのテーマを印象付ける「コミサン・ヂ・フレンチ」、チームの旗を持つ女性と守る男性の「ポルタパンデイラ/メストリサラ」、四名以上の大きなフレア状のスカートの「バイアーナ」の三要素を満たさなければ減点となる。
パレードの構成を確認すると先頭の「コミッサン・ヂ・フレンチ」、揃い衣裳と同じ振付けの「テーマアーラ」、フレアの「バイアーナ」、花形で豪華な「バシスタ」、旗の「ポルタパンデイラ/メストリサラ」、楽器隊の女王を意味するトップダンサ「ハイーニャ・ダ・バテリア」、楽器隊の「バテリア」、そして山車の「アレゴリア」の八つ。
同実行委は本場ブラジル・リオのカーニバル(写真上)に近づける為に規定を厳しくしている。審査基準はテーマの表現、躍動感、衣裳、演奏、ダンスと総合評価の六項目。審査員は専門八名と総合評価のみを審査する特別二名の計十名。審査は各項目十点満点で一点単位の審査。そして、S2の優勝チームはS1の最下位チームと入れ替えとなる。昨年の優勝チームは初回から通しで出場している「G.R.E.S.仲見世バルバロス」だった。
尚、同実行委は昨年の苦情より、報道陣に対して「節度ある態度。」を説明会で求めた。
画像引用:第36回浅草サンバカーニバル 写真特集/時事通信、熱狂!リオのカーニバル2018 写真特集/同
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