資生堂がAFWの初日に新Web動画、ロシア女優のエレーナ・アンを起用

【ファッション報道】 世界ブランドを擁す資生堂(4911.T1)は、「アマゾンFW東京」春夏の初日である平成三十年十月十五日に東京・渋谷にてトークショーを行い、新Web動画『The Party Bus』を上映・公開した。トークショーは二部構成。SHISEIDOは報道現在で世界八十八ヶ国・地域で展開している。


一部では今季のキービジュアルを担当した大島慶一郎 アートDが登壇。テーマ「欲望を、恥じるな。」の背景やビジュアルについて語った。FWへの関与を望んでいた大島Dは「欲望に忠実な女性って良いな。」と女子の意思の明瞭さを好む。確かにファッションは自己を表現する面が大きく、大島Dは欲求よりも深い“欲望”にフォーカス。「欲望、イコール野性的なイメージ。」と野性性を追求。ビジュアルのジャングルジムをジャングルに見立てて、緑の鉄格子を木々にモデルの新井貴子(庚午)が獣の様に動く。貴子は「全日本学生アルティメット選手権大会」で準優勝した。特に大島Dは映像を力説。昔の東宝の怪獣映画を意識し、当時の粗いながらも力強さを表現した点を訴えた。



 二部では同社の新Web動画に出演した女優のエレーナ・アン(戊寅)とダンサのえんどぅ(丁卯)が登壇。柳沢翔(壬戌)監督が意識したジブリ映画「かぐや姫の物語(二〇一三)/東宝」の疾走感とディズニー映画「ファンタジア(一九四〇)/大映」の躍動感をハロウィン仕立てにした様な世界観を両名が伝えた。アンが主演したロシア・無声映画「草原の実験/ミッドシップ」は二十六年の「東京国際映画祭」にて最優秀芸術貢献賞を受賞。柳沢監督は大塚愛や乃木坂46のMVや多くの企業CM創りに貢献している。


今回の新Web動画は第二弾。第一弾の「High School Girl?」は報道現在で一千万回の再生回数。世界三大広告賞である仏「カンヌライオンズ」、米「THE ONE SHOW」、米「クリオ アワード」の全てでゴールドを受賞した。新Web動画はメイクアップは勇気に変わるという「メイクの力を」テーマにした。アンは「メイクによって自信を得る事ができる。最近はリップと他のメイク無しが好きですね。」とナチュラル志向である点を告げた。


画像引用:Amazon Fashion Week TOKYO

記事:荒田雅

0コメント

  • 1000 / 1000