明治百五十年記念で安倍首相「特に若い世代の方々には、是非とも、この機会に。」と推す

【政治報道】 日本国政府は、平成三十年十月二十三日に憲政記念館にて『明治百五十年記念式典』を開催した。本年を政府は節目として、明治期を振返り、将来に繋げていく為に地方公共団体や民間企業とも一緒になって様々な取組みを行っている。専用HPで各種イベントを確認できる。


安倍晋三(甲午)首相は祝辞を述べた。当日が明治改元の詔勅が出された点に触れ、日本が近代国家に向けて歩み出し、成し遂げた明治の国民に敬意と感謝を表した。


「近代化への道のりは、大きな危機意識の中で始まりました。当時、技術に先んじる列強が植民地支配を進め、その波がアジアにも押し寄せていました。国力に後れを取っていた我が国は、正に国家存亡の危機に直面していたと言っても過言ではありません。独立を守らなければならない。」と欧米列強の植民地支配に抗おうとしていた歴史的背景を説明。当時の清(中国)もアヘン戦争等で欧州に敗れ、残るは日本とタイだけであったのが明治時代。


 明治天皇が天地神明に誓約した明治政府の基本方針『五箇条の御誓文』も挙げ、新しい国造りに言及。身分撤廃や憲法制定、議会設置、内閣制度の導入等が明治に築いた点を強調。産業の発展と女子師範学校等の教育制度も付け加えた。安倍首相は「それまでの歴史の礎があっての飛躍であろう事を併せ考えたとしても、それを成し遂げた先人達の底力、道半ばで倒れた方々も含め、人々に漲っていた洋々たる活力、志の高さに驚嘆せずにはいられません。同時に、今を生きる私達も、これを誇りに力強く歩んでいかなければならないと思います。」と力説。


特に、若い世代に、明治の歴史を知って貰いたい旨を訴えた。最後に「我が国は正に歴史の大きな転換点を迎えようとしています。私達は、平成のその先の時代に向けて明治の人々に倣い、どんな困難にも怯む事なく、未来を切り拓いて参ります。そして平和で豊かな日本を次の世代に引き渡していく。その決意を申し述べ、式辞と致します。」と締め括った。


画像引用:首相官邸

0コメント

  • 1000 / 1000