授業支援ツール『ロイロノート・スクール』を用いた高校生の授業の成果

【ビジネス報道】 ロイロ(代取:杉山浩二)は、スマホやタブレットに対応した一人一台時代における授業支援ツール『ロイロノート・スクール』を販売している。平成三十年十一月二十三日には東京の広尾学園中学校・高等学校にて「ロイロ英語ユーザー会」を実施する。十月には神奈川県立横須賀高等学校にて、「教科学習と課題研究が生み出す『知の循環』」と題した公開授業と生徒による課題研究の成果発表が行われた。


「日本人科学者が初めて新元素に命名したという事が衝撃だった。」と研究のきっかけを語るのは、 同校科学部で新元素の原料についての研究を行う一年次の男子生徒。「実は文系なんですが、文理関係なく、自分の興味ある事をとことん探究できる環境がある事に、SSH(スーパー サイエンス ハイスクール)である本校の魅了を感じる。」と続け、「研究へのモチベーションは研究の中に見出す”楽しさ”にこそある。」と述べた。


 一昨年より同社と同校は、課題解決型学習(PBL)における共同研究を進めてきた。将来の国際的な科学技術人材を育成すべく、大学との共同研究や国際性を育む為の取組みを組み込み、課題解決型学習から従来の教科教育に繋がるカリキュラムを策定。授業では、前時の復習や問題・ヒントの提示、発表やノート(プリント)提出に至るまで、あらゆる場面でロイロノート・スクールを活用した。他方で、生徒の様子や学習場面に応じて、プリントやノートでの作業も指示されており、生徒が最も思考し、表現し易い方法が使い分けられている点も。生徒達は、「先生だけに教えられるよりも、クラスメイトの異なる考え方に触れたり、自分達で考え気づいたりして、学びを掴みにいく今の授業スタイルの方が勉強になるし、何よりそうした学習の方が楽しい。」と話した。


研究発表では、「三次元ハザードマップの作成」や「感染症予防に有効な手洗い」「ビスマス(Bi)の人工結晶」の三つの研究で成果を伝えた。同校では、生徒の課題発見能力・課題解決能力を高める授業科目として「Principia」と呼ばれる課題研究の授業を設置している。


写真提供:㈱ロイロ

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